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プロレスに本当も嘘もないだろ

テレビドラマ化の際に愛川ゆず季選手のレギュラー出演でプロレス界隈でも話題になった漫画「ここが噂のエル・パラシオ」が完結しました。最終巻を呼んだので感想を。ちなみにドラマは1話で挫折しました。

どんな漫画かといいますと、
記憶喪失の主人公がひょんなことから弱小女子プロ団体のレフェリー兼雑用係(下僕)として転がり込むことになり、個性豊かな女子レスラーに囲まれた生活が始まる…
と説明するとハーレム漫画のソレですが、ヒロインともいえる須弥山桜花が凶暴で、他もなんたって女子プロレスラーですから、ハプニング以外ではいい思いができないというかわいそうな主人公。
序盤こそお色気コメディの色が濃いですが、2巻の途中からかなりプロレス漫画らしいストーリーになっていきます。レスラーの成長物語ではなく、あの団体のエースはこの団体の元エースで…などといった遺恨が主軸なのも面白い。ブックにまで触れたのにはビックリしましたね。そしてはっきり結論付けないのもまたプロレスらしいと思いました。

作者が現役プロレスファンかは不明ですが、後楽園ホールを大きな会場と位置付けているあたりなんかは時代に即していて、現役プロレスファンが読んでも違和感がありません。「目指すのは後楽園のその先だ」で後楽園ホールの入っている青いビル1F出入口からのアングルで東京ドームがバーン!というコマは、うおおおおおおおお!となりました。こんなシーンは少なくともここ10年でプロレスを見てない人には描けないと思います。

他、プロレスファン的にグッときたのは…
・プロレスに関心のない人ほど「あれってヤラセなんでしょう?」「八百長なんでしょう?」と言ってくる。
・いちいちレスラーみんなで買い物に出るのは道場がある地域の人と交流を図るため。
・子ども大好きなヒールがヒールとしてのイメージを壊さないために子どもたちの前からそっと姿を消す。

ラストもよかったです。おもいっきりネタバレしますが、団体の15周年記念大会、第1試合は同期デビューと思われる新人同士のシングルマッチ、そしてメインは団体のトップレスラーが保持する女子プロ界の至宝ともいえるベルトに団体の若手が挑むタイトルマッチ。若手の成長が描ききれていなかったものの、これらのカードだけでも団体の未来を感じることができました。

ハーレム漫画や萌え漫画かと思って避けていた人は読んでみるといいとおもいます!
プロレス | CM(0) | TB(-) 2013.11.20(Wed) 00:12

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