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最高より最高は何だ?

古谷実の漫画といえば、「シガテラ」以降、彼女いない歴=年齢の平々凡々な主人公がある日突然美女に惚れられてつき合うようになり、主人公カップルとはまた関係ないところで起きている危険な事件に知らず知らずに巻き込まれていく…というフォーマットでキャラクターと設定をとっかえひっかえ「わにとかげぎす」「ヒメアノ~ル」と3作続けた結果、「またこのパターンかよ!」と思われるようになってしまったわけですが。
先日最終巻が刊行された「サルチネス」。脇役にはやっぱりこれまでの主人公のようなキャラクターも出てくるのですが、これまで脇を固めていたような変人が主人公となっただけでも大分感触の違う作品になりました。危険な事件もなかったし。そして一番違うのは古谷実の作品としては稀に見るハッピーエンドだったこと。ラスト2ページに泣いた。こんな幸せな結末が待っていたとはね。1巻で誰が予想できたか。
読み終わってから気付いたんですけど、私が古谷実の作品の中で一番好きな「僕といっしょ」に近いですね。主人公はみなしごきょうだいのお兄ちゃん。すごいバカだけどとても弟or妹思いで思いっきり空回りするという。弟or妹が兄に毒されることなくおりこうさんに育ったというのも一緒だし。主人公とはまた別のベクトルでバカな親友(?)もいるし、イケメン秀才も出てくるし、あらまあずいぶん共通点が多いじゃない?!
「僕といっしょ」ほどギャグ強くないし焦燥感がものすごいし、主人公はあんなんなのに、どこかのほほんとした空気が漂っているのはなんやかんやで主人公はいい人に囲まれてるからなんだろうなあ。…あれ?いくら親に捨てられたからとはいえあんなに歪んでしまった意味がわからないぞ?!
ともあれ不気味な表紙からは想像できないような内容のすごくいい作品なので、「またこのパターンかよ!」で見切りをつけてた人も読んでみるといいと思います!
未分類 | CM(0) | TB(-) 2013.11.06(Wed) 22:37

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