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鉱石

ミュージカル「アラバスター」を観劇してきました。
遠征ついでになにか観たいなと探してたら行き当たったこの舞台。出演者で知ってるのは涼風真世だけだけど主演のLE VELVETSの宮原浩暢を筆頭に出演者は舞台でならしている人たちばかり。
一番の決め手は脚本・演出の荻田浩一。元宝塚の座付き作家で退団後も含めて評判はかねがね、実際映像で見たOSKの「円卓の騎士」が素晴らしく、いつかは生で舞台を観てみたいと思っていた演出家です。
目当ての出演者がいないのであればかえって気軽に見に行くのにはちょうどいいんじゃないかと思い、当日引換券で行ってきました。
当日引換券は事前にコンビニで入金・発券しておいて当日窓口で座席指定を受けるシステム。座席は選べないけれど、見やすい席でラッキーでした。

原作は手塚治虫。全身の痣のせいで虐げられてきた男が「アラバスター」と名乗るテロリストとなり次々におぞましい事件を起こし世間に復讐する。組織には眼球だけが実体として見える透明人間・亜美がおり…という話。

セットはごくシンプルなもので転換も無し。冒頭のビルの屋上がラストでは崖になるなど上手く使っている。
シンプルな分、プロジェクションマッピングが大活躍。とくに本作は「眼球だけが実体として見える透明人間の亜美」というキャラクターがいるので、かなり大きな役割を果たしていました。
ただ、効果的に使われている場面もあればうーん?と思う場面もあり、なんでもできるってのも考え物ですね。手塚絵が投影される一方で出演者の顔が大写しになったり、亜美の目がCGだったり原作から引っ張ってきた絵だったりとちぐはぐなのも気になったので作画は統一してほしかったです。

楽曲はロック調の曲が多くてコンサートみたいで楽しかったです。とくにロック捜査官のソロはペンラ振って盛り上がりたいくらいでした。

涼風真世しか知らないとはいえLeadとかゴーバスターズとか興味のあるキーワードが並んでるので、ロック捜査官がLeadの人?ブルーバスターは幼馴染とお兄ちゃんのどっち?などと思ってしまってイマイチ集中できず、とても重要なフェーズを見落としてしまったような気がしています…。後で原作読んで復習します。
姿を持たぬ純真な少女、美しい顔をした極悪人、「何を以て美醜とするか」を問いかける内容はルッキズムが議論されるようになった昨今に合ったテーマだと思いました。

出演者の出自が様々なので歌唱もまたしかり、その中でもアラバスターを演じた宮原浩暢のオペラ調の歌唱は出で立ちの異様さも相まってまさしく異形。空間を支配するとはこのことと圧倒されました。

涼風真世の無垢な少女そのものの演技にも驚きました。なんたって元宝塚の男役ですし、現役当時の音源にフェアリーな容姿に似合わぬ低音ボイスと驚いたことのある私には信じられませんでした。
ちなみに涼風真世は声のみの出演。録音した音声を流しているだけかとも思ったのですが、カーテンコールで壇上の出演者とやりとりしていたのを見るにアテレコですね。私は事前に知ってたからそういうものとして見れたけど、知らない人が見たらビックリ、まして涼風真世目当てならガッカリ通り越してブチギレ案件では…。

もう一人、亜美に魂を吹き込んでいたのが「亜美の影」である穴沢裕介。姿が見えない亜美の心情を全身で表現する彼がいなかったら舞台が味気ないものになっていたのではと思うほどに重要な役割でした。「眼球だけが実体として見える亜美」に対して「目隠しをしている亜美の影」というキャラクターデザインが印象的でした。

元劇団四季の年長組は安心と信頼のと言ったところですが、若手も歌える人ばかり。調べてみるとやはりと言いましょうか、舞台で活躍する俳優の経歴の頭の方にテニミュが並んでいるのを見るにつけ、テニミュというのは芝居に歌にダンスに度胸という舞台に必要な要素を身に付けるのに持ってこいのシステムなのではと思い始めた今日この頃です。

お母さん役のAKANE LIV、男性陣と並んでもひけを取らない上背の見栄えする容姿で落ち着いた演技を見せる一方で美しいソプラノ歌唱も響かせる彼女は元宝塚の男役でした!どうりで私のアンテナが反応したわけだ。85期ってことはまさこさんと同期ですね。退団公演のスサノオならDVD持ってるから探してみようっと。

スーパー戦隊沼にいる私は馬場良馬に注目したかったのですが、顔をはっきり覚えてないので「多分お兄ちゃん」という状態で見終わってしまいました。スタイルめちゃくちゃいいですね。実寸よりも数センチ大きく見えるくらい。
今回のアラバスターもそうだけど、ここ数カ月でドゲンジャーズから始まり漆黒天にゼンカイジャーFLTとこんなにも現在の仕事に触れる機会に恵まれるなんてゴーバスターズを見ていないことが本当に悔やまれる!!!せめてアラバスター観劇を決めた時点で少しでも見ておけばって決めたの3日前だもん!

キャストは少数精鋭といった感じで男女1名ずつのアンサンブルはなにかと便利に使われていて大活躍でした!オープニングのムードたっぷりの歌とダンスよかったなあ。

興味本位で行った風変わりな舞台、期待以上に楽しめました!ゴーバスターズを見て「どうして見ておかなかったんだあああああ!」ともう一度後悔する日もそう遠くないでしょう。
舞台 | CM(0) | TB(-) 2022.07.07(Thu) 01:00

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