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Stayin' Alive

ミュージカル「サタデー・ナイト・フィーバー」観てきました。

映画版はずいぶん前に見てノーテンキなポスターとは裏腹にこんなに暗い話だったのかと衝撃を受けた思い出。どういうものかわかったうえでの観劇だったので「思っていたのと違う!」なんてことにはなりませんでした。

1列目から使用する座席プランからして録音かと思ったらまさかの生演奏!舞台には足場のようなセットが出しっぱなしにしてあって出番に応じて左右に楽器隊・中央にボーカル隊が登場するというかたち。シリアスな場面でもビージーズに扮したボーカル隊が舞台中央上部にいるのは少々気が散りました^^;
この足場がとてもよく考えられていて、スクリーンの映像を切り替えたりちょっとした小道具を入れ替えるだけでディスコ・主人公の自宅・ダンススタジオ・橋と全然違う場所に変わるんです。階段もあるので、2階の自室や屋内外の行き来もわかりやすく表現できる。いちいち幕が下ろされることもないのでテンポよく見進めていくことができました。

映画鑑賞済とはいえ、「友達が橋から落ちて死ぬ」ということしか覚えてなかったので、あらためてあまりにも重い話にゲンナリしてまいました。身につまされるエピソードもあって本当に…。ボビーが死ぬことも分かっていたからどんどん追い詰められていく様子も辛かった。
映画を見ても舞台を見ても「若さゆえの葛藤や過ち」の物語くらいにしか思っていなかったのですが、観劇後、映画版を見たことのある友達と話しているうちに信仰が大きく絡んでいるということがわかりまして。映画を見たときにトニーの「ディスコキングだけど童貞」という設定を面白いとしか思わらなかったけど、これは敬虔なカトリックの家庭に生まれたからこそ身についている婚前交渉はするべきではないという考えに基づいたものだったんですね。だから気のない子にアプローチされても決して関係を持たなかった。それがアネットがトニーの仲間たちにまわされる悲劇を生んでしまったのだからやりきれない。
それからダンスコンテストが出来レースだったエピソード、舞台だとキャスティングの理由もありそうだけど「街の出身者に優勝させたかった」という台詞が映画版だとはっきりと黒人差別として描かれているそうで。このエピソードはまるっと忘れていたのでなんかもう「暗い」のひとことで済む話じゃなかったんだなと。
「これからもお友達でいましょう」という終わり方もなんか…お友達でいられるのだろうか。

とまあストーリーのことだけ考えると落ち込んでしまうけど、ダンスはもう最高にかっこよかった!!!とくに一糸乱れぬ群舞に釘付け。絶対にセンターを目で追ってしまう主人公も素晴らしかった。耳なじみのある曲もよかったし、ダンスシーンのおかげで気を保っていられたようなものです。
母親が用意してくれた白いスーツに着替えてダンスコンテストに向かうシーンにもグッときた!生着替えなんていやらしい目で見てしまいそうなのにそんな気持ちに全然ならなかった。だからこそあんな結果…!

私はこの沈んだ気持ちを抱えて会場を後にしなければならないのかと思ってたから、ディスコタイムがあってよかったです!立ち上がって手拍子しかできないけど楽しかった!

今回の観劇は見に行こうと思っていた舞台のチケットが取れなくてじゃあこっちをという感じで見たにもかかわらず思った以上に引きずってるので引きずりついでに映画版も見直します。
舞台 | CM(0) | TB(-) 2019.12.21(Sat) 23:55

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