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いかなる事情も殺していい理由にはならない

最近見た映画

・ベン・ハー(1959年)
再会した親友とトラブって家族奴隷ともども捕えられ奴隷船送りになった主人公の成り上がりと復讐の物語。
キングダム的な展開を期待したらハイライトはまさかのマキバオー。ただの競馬じゃなくて妨害していいってところが実にスリリング!ローマ式戦車の恐怖ったらないよ!手に汗握ったー!
復讐果たしてめでたしめでたしじゃなくて、ことあるごとに挿入されるナザレのイエスの話が終盤につながるわけですが、結局、家族奴隷みんな無事かはともかく生きてたし、家族はイエスの奇跡で病気治っちゃったし、そうなると親友は何も死ななくても…と思ってしまうのですが。あれはあくまで事故であって主人公を待って手遅れになって死んだのは親友の勝手といえばそうなのですが。
この映画、3時間42分ってめちゃくちゃ長いんだけど、客入れと休憩の映像までそのまんま収録されてるのね。一向に切り替わらない画面をしばらく眺めてしまいましたよ。

・ヒマラヤ ~地上8,000メートルの絆~
8,000メートル峰16座の登頂を目指す登山家のチームにかつて救助した大学生が参加、厳しい訓練を受け経験を積み、頼りなかった後輩はやがて良きパートナーとなり他のチームから隊長を打診されるようになった一方で、先輩は限界を感じ始めていた…という話。
出会いから別れまで起承転結きっちり描かれてる映画は気持ちがいいね。登場人物にもしっかり感情移入できるから悲劇はほんっと堪える。役者の演技がまたすごすぎて…後輩が死の間際に妻を想ってむせび泣くんだけど顔が凍っててうまく泣けないっていうね。感動より感心が勝ってしまった。
二重遭難は最悪の事態だけど、無謀な救助に向かった隊員の気持ちを「ひとりさみしい思いをさせないように」と汲んだ隊長の言葉に無駄な死ではなかったのだなと思えた。
そして絶景を眺めながら息絶えるのはそんなに悪くないんじゃないかなあとも…や、私は普通に布団の上で死にたいけど。

・アンフレンデッド
クラスメイト数人でのグループチャットに誰も招待した覚えのないアカウントが参加、追い出そうとしても追い出せない、アカウントのプロフィールを見たらネット炎上を苦に自殺したクラスメイトだったという話。
字幕で見たから画面の情報量多くて追うの大変だったけど怖かった!PCスペックと通信速度の影響で画像が乱れるのがリアルで不気味。
自殺女が罪を認めさせるためにゲームをふっかけるんだけど、ヒートアップした面々が勝手にゲームを進めて内ゲバ状態になったのは自殺女もポカーンだったんじゃなかろうか。プロムの後にお互いの初めてを約束した彼女が実は親友と寝てましたそれも2回も!ってのが最強に地獄。結局人間が一番怖いんだよ。
後味悪くないのは自殺女含めて全員クズだからというオチ。今度は主人公が同じ目に遭う番…と思ったら(おそらく)殺しちゃったのはむしろお情け?生かしておいたほうがよっぽど復讐になると思うのになあ。
この映画はPCで見るべきだったのか!しまったー普通にテレビで見ちゃったよー。もっかいPCで見よ。

・幕末太陽傳
宿代がないと居残る客・女郎のトップ争い・長州藩士による異人館焼き討ち計画・若旦那と女中の恋のゆくえなどなど、遊郭「相模屋」を舞台にした群像劇。
宝塚版の復習で見たんだけど、こんなにそのまんまだったとは。相関図におけるハートの矢印とラストが宝塚風になってたくらい。
映画だとダブルヒロインなのね。こはるの方がエピソード的にも華やかだけど、持ってない分イノさんへの気持ちはおそめの方が強そうだから確かに宝塚ヒロインにするならこっちか。
宝塚版ではあまり感じなかったイノさんと高杉晋作の信頼関係が映画だとガッチリ伝わった。おひさのしたたかさもわかってなかったわ。
女郎がなじみの客に「お店に来てよ」と手紙を書くのって現代における営業メール(今は営業LINE?)そのもので、風俗業界の歴史を感じた。

・ミート・ザ・ペアレンツ
プロポーズする許可をもらいに彼女の両親と会う話。
ベストオブいたたまれないムービーの称号をあげたい。対両親のときはまだその気まずさに笑ってられたけど、彼女の妹と妹の婚約者とその両親と更に彼女の元婚約者まで参戦してからは主人公の四面楚歌っぷりがもう悲惨で。
結婚はふたりだけの問題ではないことを考えるといくら彼女を愛してても両親はともかく(父親は嫌だけど)あんな奴らと親戚付き合いしていかなきゃならないなんてこっちから願い下げた!と逃げ出したくもなろうものを主人公はよく耐えたなあ。だから最後に主人公が彼女の父親に「彼女と結婚したいけどあなたが障害になっている」とズバッと言ったのはスッキリした。最後の最後で隠しカメラに向かって悪態ついてたのも胸が空いた。あれ見て笑ってられるなら彼女の父親もそんな悪い人じゃないよ。
と、ハッピーエンドを迎えて思い返してみると一番かわいそうだったのは彼女の元婚約者。
映画 | CM(0) | TB(-) 2017.07.12(Wed) 22:50

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