« 2017 . 11 »    1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

男闘呼組(一発変換)

米原弘樹「ハイスクール歌劇団 男組」

男子高校生徒が推薦入試のための作文のネタ作りに男だけの歌劇団を結成し文化祭に向けて奮闘する話。
実在する東海高校カヅラカタ歌劇団をモデルにしたスペシャルドラマのノベライズのようで、スペシャルドラマは見てないけど、過不足なくノベライズしたんだろうなという印象。ノベライズってのは尺の都合や映倫の関係で表現できなかった部分が補われるのが魅力なのに、そう思えるところがひとつもない。
歌劇団の主要メンバーは7人いて、平凡な主人公、親友1、親友2(宝塚ファン)、イケメン、オタク、ヤンキー、秀才と、一応のキャラ付けはしてあってそれぞれなんとなくそういう感じで登場するけど、以降は誰がどのセリフをしゃべってるのかわからないほど無個性。途中でメンバーがどっと増えても名前すら出てこないあからさまなラインダンス要員。
小説ならば最初っから15人にして各メンバーのエピソードをちゃんと書くべきと思うけど、完全ノベライズとなると、まあ、尺やギャラの問題もあるしね…と思ってしまって、こんなもんかなと。
ドラマならいろんなタイプのカワイイ男子高校生がわちゃわちゃしてるのをほのぼの眺めるという楽しみ方ができそうだけど、ストーリー自体は題材が変わってるだけで部活漫画で見たことのあるエピソードのオンパレードだし、小説で読むようなもんでもないなと思いました。

それから「宝塚」と実名で書かれている以上、いやそれ違うだろという部分もありまして。

劇場の前で生徒の名前を書いたプラカードを持っている人はファンクラブの勧誘をしている。
→ファンクラブを介して購入したチケットの受け渡し業務を行っている。ファンクラブについて問われれば案内するが勧誘はしない。

レビューが始まるまでの30分間の休憩
→2012年月組の「ロミオとジュリエット」と思われるが、一本物の場合、休憩が入るのは芝居の途中。レビューは芝居が終わってすぐに始まる。

女役によるラインダンス
→娘役に限らない。男役も含めて下級生が務める。んだけど、「女役」を「女の格好をした」という意味ならばツッコむほどのことでもないか。

一度もトップに立つこともなく
→トップは何度も立てるものではない。基本的に一度立ったら降格もないし再就任もない。トップなったらあとはやめるだけ。横綱と一緒。

他にも、かけ声は「ヤー!」じゃなくて「ヤッ!」だよね、とか、どうでもいいのも含めてチラホラあるけど、宝塚ファンにチェックしてもらわなかったのかしら?

ところでこの本、カバーデザインした人の名前が「児玉明子」。かつて宝塚に所属していた演出家と同姓同名同字。なんたる偶然。
読書 | CM(0) | TB(-) 2016.10.14(Fri) 20:41

コメント

コメントの投稿


秘密にする
copyright © 未聴CDはゼロにはならない all rights reserved.

プロフィール

nisui

  • Author:nisui

最近の記事

最近のコメント

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード