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ライラライライ

宝塚月組全国ツアー「ミュージカル・プレイ『激情-ホセとカルメン-』/ファナティック・ショー『Apasionado(アパショナード)!!III』』」に行ってきました。
紆余曲折を経て月組次期トップコンビのプレプレお披露目公演となりました。
雪→星→宙→月→花→星→宙→宙→月で月組は2014年12月の「PUCK」以来2回目です。このときはトップスターの龍真咲さんより娘役トップの愛希れいかさんにときめいちゃったんだよな、また見れて嬉しい~!主演の珠城りょうさんは役の印象はあるけれど正直ご本人の印象はなく…。とはいえ話題の人なので楽しみ!

チケット発売当日に3時間並んだ甲斐あって大劇場SS席相当の席で鑑賞。予想はしてたけど近くて見づらい!ステージの縁に座り込まれたり伏せられたりすると前の人の頭で見えない!端と端で会話されると首振り人形になってしまう。あーでもオペラグラスなくても表情がわかるのは素晴らしいわー。ショーになるとコンサート気分でただただ興奮してました。やっぱ観劇はステージが見渡せる距離のある席がストレスなく楽しめる席なんだろうなということがわかりました。

では感想を。

・激情
田舎から出てきた真面目な青年が飲み屋のねーちゃんに枕営業されて本気になって太客を経てストーカーと化し常連客を殺し亭主を殺し新しい男を殺した挙句彼女まで殺して処刑されるまでのお話。
なにこれマーダーケースブック?無限回廊?ってくらいヒドイ内容に、元ネタのオペラ「カルメン」のあらすじ調べたらそのまんまでした。アイーダ再び。
ホセもバカだけどカルメンもあれじゃあ殺されでもしゃーない。巻き込まれて殺された男たちが不憫。
カルメンのキャラクターに引っ張られてか、全体的に「女が強い」という印象でした。なんたって一番迫力のあったシーンが冒頭のキャットファイトですから。闘牛のシーンなんかより全然迫力があったぞ。それから一応ダンスっぽいシーンにはなってたけどあからさまな濡れ場に目が点。そんな、女性上位まで表現しなくても…。すみれコードはどこさ行った?!
闘牛のシーンは「なんでホセが牛になってエスカミリオと戦ってるの?」と目に映ったまま理解しようとして大混乱。私ホント宝塚見る才能無いのう。
メリメは冒頭で自己紹介されたにもかかわらず、ちゃんと聞いてなかったので何者なのか最後まで理解できず。語り部かと思ったらホセと会話始めるし。
ま、ストーリーとしては冒頭に書いた通り一行でまとめられるくらい単純明快だしこういうゲスい話嫌いじゃないので面白かったです。主要人物がホセ・カルメン・ガルシア・エスカミリオ・スニーガ・ミカエラってアイーダ並に少ないのも理解力の乏しい私には助かりました。

ところでドンキホーテで売ってそうな黄色い蛍光の手袋はどうにかならんかったのか。

・Apasionado!!III
たまたま宙組博多座版のDVDを持っていて何度も見ていたので、アパショが生で見れる!!!と、芝居よりも楽しみにしていました。「映像で見たことのある舞台を見る」というのも初めての経験です。
もう、舞台背景のタイトルロゴ見た時点で興奮!もちろんショーはあの場面やこの場面が目の前で繰り広げられている現実に大興奮!通称・お花ちゃんズの場面あたりでライブ効果もあってか「宙組版よりも好きかも!」なんて思ってしまいました。
宙組版との比較も楽しいですね。私は星組トップスターの北翔海莉さん(みっちゃん)が好きなので、みっちゃんの場面を誰がやるのかというのが最大の関心だったわけでして、二番手だからかちゃだろうなとは思ってましたが、オープニングのソロと吸血鬼の場面は予想通り、でもお花ちゃんズの大トリが宇月颯さん(素晴らしいハジケっぷりでした)で、あれー?と思ったら、お花ちゃんズの後にトップスター扮するカサゴもといミツバチのデュエットダンスの相手役でかちゃが登場!宙組版では娘役トップがやっていたのでここで出てくるとは思いませんでした。宙組版では娘役二番手格がやっていたルドルフ・ヴァレンチノの語り部がちゃぴだったのはこういうワケだったんですね。かちゃは娘役の格好しても違和感ゼロですが、トップスターと二番手のデュエットダンス、なかなかどうして迫力がありました。
ちなみに絶対にお花ちゃんズに選抜されると確信していたまゆぽんはしっかり選抜されてました!しかもすっしぃポジションで(笑)出てきただけで宝塚ファンは大ウケ。最後の男らしい決めポーズは照れ隠しかな?
デカジェンヌ揃いの宙組版はミツバチに群がる食虫植物にしか見えませんが、月組版はそんなことなかったです。ミツバチはミツバチでもクマンバチってかんじ。
お花ちゃんズの場面は期待通り最高に楽しい場面でした。
場面は戻ってルドルフ・ヴァレンチノに憧れる三人衆、今気付いたけど、まさこさんポジがありちゃんってことは宙組版の三番手はまさこさんだったのか!あれ、でもともちんがいた宙組中日版はどうだったんだろ?「瞳はクール」「唇はソフト」「指先はセクシー」はそれぞれオリジナリティがあってよございました。
お花ちゃんズの後、専科&管理職のシーボーネーの場面はちゃぴが娘役二人を従えて歌い踊るアイドルチックな場面に、続いてたまきちが客席からライオンの格好でジャングルジャングル歌いながら登場。宙組中日版でともちんがやってた場面ですね。
戦場の場面はたまきちライオンを活かした新場面に。ちゃぴシマウマがたまきちライオンをかばって撃たれるシーンはすごく宝塚的。たまきちライオンの最期がホセの最期とまるかぶりなのはいただけませんなあ。番手による衣装格差は密猟者にも適用されてて関心。一人だけ迷彩。
雰囲気ガラッと変わってのダーダーダダダダダダダーダーは音楽も紗幕の視覚効果も美しくてウットリしちゃうんですけど、全国ツアー版だから仕方ないんですけど、バックがただの黒い幕だったので美しさ半減だな…と。ちょっとガッカリ。
アパショはロケットの曲もカッコいいんですよね。ラインダンスに入る直前のデーデッデってところがシビレル。一人だけキラキラ衣装で目立ちまくってました。
マタドールの場面はこんなにカッコイイ場面あったんだ!と再発見。
「宝塚は全国ツアーでもそれなりに満足できるが黒燕尾群舞とロケットとフィナーレは本場に限る」と思っている私ですが、今回の黒燕尾群舞はなんでかすごく迫力を感じました。冒頭の階段使うシーンは「やっぱり4人ぽっちじゃあ振りをずらすシーンも決まらんなあ」と思いながら見てたんですけど、勢揃いしてからは、物足りなさを全く感じませんでした。距離の問題なのかなんなのか。
デュエットダンスはやたら明るい雰囲気でまったくウットリしませんでした。ゆうひとすみ花のデュエットダンスは大人の色香すごかったのに…って曲からして別物だから比較のしようもないんですけどね。
エトワールは男役でした。艶っぽい曲だから娘役にしっとりと歌っていただきたかったワ。
フィナーレは相変わらず目と手が大忙し。フィナーレこそある程度の距離で見ないとラスボス登場感が薄い。でもステージの縁に立ってくれるからより近くにジェンヌを感じることができるのはとても嬉しい。
全国ツアー発表時は二番手羽根すら背負ってなかったたまきちが急転直下でトップ羽根を背負ったわけですが。そしてその隣ではかちゃが全国ツアーとはいえ初めて二番手羽根を背負ったわけですが。宝塚ファンの心境や如何に。と、邪念が入ってしまいました。

印象に残った生徒について。

・珠城りょう
やっぱり「少ない二番手経験で若くしてトップになる」という先入観があったのでまっさらな気持ちでは見れないのですが、それほどの逸材には思えなかったのが正直なところ。「地味」という評価にも頷いてしまいます。
ただ、高身長のちゃぴと並んでも見劣りせず危なげなく回転リフトできる体格の良さはダンスの面ではテクニックとは関係ない純粋なダイナミックさが自然と出るし、歌も芝居もヘンなクセもなく安定してるから客席でストレスを感じないし、地味さだって貫禄や頼もしさにも繋がるし、「みんなのお父さん」的なトップスターもいいんじゃないかなと思いました。
どんなトップスターになるのか楽しみです。

・愛希れいか
近くで見ると腕にしっかりと筋肉がついていて、さすがダンサー!体のラインを強調する衣装がスタイルの良さを際立たせていて眼福でございました。あんな格好でしな作っても下品にならないんだからすごい。
娘役としては相当な高身長なので隣に並ぶ男役によっては子どもをあしらってるようにも見えてしまいました。
しかしまあ真ん中に一人でバーンと立つと映える映える。なんだかトップスターが二人いるみたい。
フラメンコダンスのシーンの後の拍手はお約束じゃなくて自然発生のものでした。
いやーこれがあの妖精が見えるハーミアと同じ人か。おそろしや。

・凪七瑠海
みっちゃんが宙組三番手時代のDVDによく出てるので「うわー!本物だー!実在したんだー!」感がすごかったです。って一度見てるんですけどね。当時はまだ認識してなかったので。
彼女、顔が小さすぎるので、こっち側にいてもついオペラを上げてしまいます。
メリメとガルシアってなんで重要な役どころが一人二役なの?と思ったら、ガルシアの方が「色悪が出てきたと思ったら死んだ」な役でした。納得。
かちゃって少年天使系な顔でなにをやってもかちゃなのに意外と黒い役がハマるのよねと思ったのが外伝ベルばらアンドレ編のベルナール役。台詞ひと言もなかったけどかっこよかった。ガルシアも似合ってました。あの個性的な声も生で聴くと声が太いと感じたのも意外でした。
みっちゃんが着てた衣装(大元はきりやんの衣装か)をかちゃが着てるのはなんだか不思議なかんじー。

・暁千星
一緒に観劇した友人に言われて気付いたんですけど、彼女、えらい体格いいのね。幼すぎる顔と下っ足らずな台詞回しにばかり気を取られて思ってみたこともなかったです。かちゃみたいに背は高いけど細っこいってんじゃなくて、ちゃんと厚みがある。正直「なんでこんな子どもみたいな子が…」なんて思ってたんですけど、見る目変わりました。
エスカミリオはカルメンと恋の駆け引きを楽しんでいるようには見えず、殺されてもただただかわいそうとしか思えませんでしたが、ショーではすごく楽しそうに踊っていてこっちまで楽しくなりました。それが「子どもっぽい」と思わせる一因でもあるとは思うのですが!ちゃんと研を重ねれば「大人の男」になるのかしら。

・輝月ゆうま
ギリギリ新公学年とは思えない専科の風格を漂わせている彼女、ズバ抜けて高身長なのも別格と路線の狭間な感じも思いっきり私好みなんですけど、声が変なことに気付いてしまったのです…!誰が喋ってんのかと思ったら彼女だったという。
おっさん役とか歌ってるときとかは全然気になんないのに、今回みたいな30代後半くらいの役だとすごい違和感…。後ろ無造作に束ねて前髪たらしたキャラクター造形もかっこいいのに惜しすぎる!
ショーではちょこちょこ見せ場がありました。吸血鬼のデュエットとかね。ルドルフ・ヴァレンチノに憧れる三人衆のセンターとか、マタドールのセンターとか、まさこさんのポジションは彼女に是非と思っていたのですが、前述したとおり三番手ポジションのようなので…。
客席降りは二回とも反対側の通路で残念でしたが、パレードの立ち位置がちょうど真ん前でラッキー!しっかり拝ませていただきました!

・早乙女わかば
役柄的にも娘役二番手格だと思うんですけど、ぶっちゃけちゃぴ以外は「その他大勢」という感じで…。芝居では唯一の白い役だったのでさすがに印象には残っていますが、ショーの方では「見分けのつかない娘役」のひとりでした。

・MW組
私、2013年の月組公演「THE MERRY WIDOW」が好きすぎて好きすぎてさすがに毎日見たら飽きるだろうけどともかく好きなんです。
というわけでMWに出演していた生徒にも注目!といってもさすがにマキシムメンバーまでは覚えてないので主要人物だけ。
夏月都…あまり顔に特徴がないと思ってたのでわかるか不安だったんですけど、どこにいてもわかりました。妙な貫禄を感じてしまうのはオルガの印象が付きまとってるのかしら?
玲実くれあ…私でも見分けのつく娘役の数少ない一人。映像で見るよりも美人でした。
春海ゆう…MWではありちゃんと並んで抜擢されてたけど、どこにいたかまっっったくわかりませんでした。調べてみたらスペイン兵士…ああ、ムリムリ。おんなじカッコされたら私にわかるわけがない。
貴千碧…マキシムのダンスリーダー、楽しみにしてたので休演が残念でなりません!

激情にはポカーンでしたが、アパショが楽しすぎたので今回も大満足!
たとえ映像とはいえ、演者が違うとはいえ、見たことのある舞台を生で見ることがこんなに興奮することだとは!
通う人の気持ちがわかりました。私もアパショ何度でも見たい。

次は星組の「こうもり/THE ENTERTAINER」をなんとしても!!!!
宝塚 | CM(0) | TB(-) 2016.03.26(Sat) 01:03

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