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さあニコニコハッハすれば世界は明るい

この日以来、再プレスはまだかまだかと忘れた頃にチェックし続けて丸3年。
おや?プレミア価格のAmazonマーケットプレイスが手の出る値段になってるぞ?
ふと左上の「…をご覧になった人は、こんな商品もご覧になっています」を見ると、2nd Edition?!ついに復刻したあああああああ!しかもまさにその日が発売日!
ソッコーポチッてついに念願のバートン・クレーン作品集を手に入れたぞ!

あらためて聴いてみて、いやー。スバラシイ!
「せかいのどうよう」とかに載ってそうな牧歌的な音楽をバックにあやしい外国人がおぼつかない発音の日本語で歌うのは一貫して「酒と女とお金をください」
「威張って歩け」はツライときに聴くと元気になれるというよりどうでもよくなる。

歌詞は数曲除いて何人かの日本人作家が書いてるんですけど、「お腹が大変」とか「食べることならない」とか「旦那様死にまして」とか、わざとなのかなんなのか、バートン・クレーン本人が日本語で書いているんじゃないかと思うくらい、言葉の選び方が絶妙。本人が書いた歌詞の方がよっぽど自然?や、「恋人に失恋した」は不自然か。「恋人」に続けるなら「にフラれた」とか「と別れた」だよね。「太郎は一番の阿保ですよ」なんて言い方もストレートすぎ!

戦前の作品であることを念頭に置くと驚くことばかり。

驚きポイント
1.「銀ブラ」や「テクシー」という俗語が戦前からある
2.韻を踏んでいる
3.淡谷のりこが参加している!

1.そもそも戦前にタクシーがあったのかとかブラジルコーヒーがあったのかとか。でもラジオ体操が戦前からあるのは知ってた。
2.「気持ちのよくないお弔い私は弔いそれ嫌い」ヒップホップのルーツがこんなところに!(たぶん違う)
3.モノマネ番組の厳しい審査員として活躍されていた晩年のお姿しか存じ上げないものでして。

さすがに戦前の作品を「新鮮」とは思いませんよ。だからこそ、それって戦前からあったの?!と驚くわけですし、「仕方がない」のイントロのロックテイストなギターリフなんかにもギョッとしてしまうんですな。
「モダーン百万パーセント」なんて邦楽ロックバンドの曲名にありそうだしなんならそのまんまバンド名にもなりそう。(現に「モダーン今夜」というバンドがいる)

バートン・クレーン本人のキャラクターだったり歌詞だったり、コミカルな面ばかり注目したくなるけれど、音楽もすごく耳なじみがよくて、なんでだ?と思ったら、あ、これって和製ラスティックだ。ということに気付いて。一発でハマるわけだ。
耳なじみの良さでいえば音質も。明瞭に聴こえるし、ノイズも少ない。さすが職人が調整しただけあります。おかげで「すっごい古い音楽聴いてる」って気がしないもの。
ひと口に復刻と言っても「ありものそのまま出します」ってわけじゃないんですな。感服します。

色々特典を付けないとCDを売ることは難しくなったこのご時世で珍しくシンプルなつくりですが、全26曲の大ボリューム、ブックレットには識者による全曲解説にバートン・クレーンと古川ロッパの対談まで掲載されていておトク感満載。
「パッケージも含めてひとつの作品として楽しんでほしい」とは売る側の常套句ですが、この作品ならばそれも受け入れられます。
未分類 | CM(0) | TB(-) 2016.03.01(Tue) 21:56

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