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四半世紀

ゼロがtwitterで「一般発売までネタバレ禁止」とかなんとか書いてたので一応自重しました。こんな辺鄙なブログに書いたところでネタバレもなにもないと思うけど…。ブログはいーよー時代遅れだからきょーびエゴサーチの対象になんないしハッテンもしないから好き勝手書ける!今こそブログだ!

というわけで一般発売日の7/1になったのでアップします。

先日のライブの物販で購入したドキュメントブックとDVDのセット「COPASS GRINDERZ~Co/ss/gZ FUCKING ARCHIVES 1988-2014」(Rooftopの紹介記事)
本は早々に読んだけどDVDはやっと見終わったので感想を。

まず本。いやーもーすんばらしいー内容でした。
写真もちゃんと載せたいけどデータもインタビューもコラムも読み物も全部入れたいからページの端っこの空いてるところにも文字入れちゃえってくらいの情報量。
とくに私の大好きなインタビューがメンバーごとにロングで掲載されてるのがたまりませーん!これで全員インタビューもあればもう思い残すことはなにもない…!なんですけどね。そこは柱の座談会でよしとしましょう!
ゼロのインタビューは本っ当に面白かったです!当時のインタビューで断片的に語られていたこと、具体的には「施設に入ってた」のに「小学校の時にIQテストでとんでもないスコアを叩き出して校長室に母親共々呼び出された」って、母親がいたのに施設に入ってたってどういうこと?という積年の謎が解けました。出生が壮絶すぎて絶句ですよ。
80年代のパンクハードコアロカ界隈の内側から見た事情が語られていたのも良かったのです。私の中では伝説の少女漫画のタイトルとして有名な「バイオレントグラインド」というキーワードがフツーに出てきて興奮!ゼロは雑誌(DOLL)の制作側にもいたのでそっちの視点からの話もとても興味深かったです。
もちろんコーパスの歴史も余すことなく(?)語られています。当時、結構雑誌にも載ってたし、メンバーがCHARAのヒット曲を手掛けたことも話題になったし、なによりゼロが「このメンバーでずっとやっていきたい」と語っていたこともあって、うまくいってる時期は少なからずあったと思ってたんですけどねー。ずーっと波乱万丈だったのね…。メンバー同士も仲がいいってわけじゃなかったみたいだし。ゼロが別のインタビューで「ヨウちゃん(吉村秀樹)は当初名越君を認めてなくて辞めせようとしていた」とか言ってる一方で名越君も「ゼロとヨウちゃんは合わなかったみたい」って言ってるし、それに加えて「(大地の前任ドラムの)アグネスとヨウちゃんは元々合わなくて険悪だった」って全員合わなかったのかーい!ていうかヨウちゃんが誰とも合わなかったのかい。全盛期だと思っていた「rock'n'roll」をリリースした頃ですら「レコ発ライブに客が全然入らなくてライブハウスに平謝り」って…切なすぎる。
コーパスがいい終わり方をしなかったというのは復活後のインタビューでも語られていましたが、吉村さんが抜けるあたりから読むのが辛くなってきます。ゼロは送り出したつもりでも吉村さんはクビになったと思っていたり、ゼロと名越君が面白がってやったことがきっかけで大地が辞めちゃったり。挙句名越君がスタジオに来なくなって音信不通ってこんな終わり方あるかって。そりゃゼロも人間不信になるわ鬱にもなるわ。
コーパスが立ちいかなくなってしまったことを振り返ってゼロが言った言葉「俺には今なんも無い。深いことを話してこなかったから、深いことを話せる友達もいない。それが一匹狼の宿命なんだなって」身につまされるなー。
その後のゼロは鬱を乗り越えて音楽活動はスパッとやめて社会復帰するわけですが、「とりあえず体鍛えておけばなんとかなる」っていきなり健康的な考え方になってるのが笑えるし和む。そんな社会経験があったからこその復活なんでしょうね。
名越君音信不通のくだりでうわあああああとなったものの、14年間表舞台に姿を見せなかったゼロも水面下では数年前にはまた名越君と連絡を取り合うようになってずっと「コーパスやらなきゃね」と言い合ってたというのがわかって少しホッとしました。
ゼロの半生でで映画一本撮れそう。
と、ゼロの話ばかり書いてしまいましたが、名越君と大地のインタビューも面白かったです。のらりくらりとここまで来て数々の仕事をこなしヴァネッサ・パラディのサポートで世界の大舞台に立ってもなおスタジオミュージシャンの自覚のない名越君、音楽をやりたいと思いつつも剣道に明け暮れて結局ドラムを始めたのが大学に入ってからという遅咲きの大地。…うん、やっぱりゼロの半生がすごすぎて書くことがあんまりない!あ、でも大地が手に職付けるためにfoulを脱退してたってのには驚きました。foulもずいぶん長らく活動してないけど、まさか脱退してたとは。あと、私の好きなTABLEというバンドにほんの一時期加入してて、それがリハビリのようなものでまた音楽活動するきっかけになったってことも、そんな裏話があったのねー。
インタビューの他にも解説付き全ディスコグラフィーに当時のスタッフのコラムによくわからん小説(?)にライブにオフショットにと写真も満載!そういえばゼロがコーパスのBL漫画を描いてくれる人を切実に探してたけど、これに載せるつもりだったのかな?結局見つからなかったのねー。残念。
メジャーシーンで活躍してこなかったひとつのバンドについてここまで掘り下げる本なんてそうそうないですよ。電気グルーヴの本(コレね)を読んだ時にも思ったけど、コーパスのファンで本当に良かった!

そしてDVD。これがもーーー冗談のような作品でした。だってCOBRAしか入ってないんだもん。ひたすらCOBRA、COBRAに次ぐCOBRA、ときどき Ne/H/eL、そしてCOBRA。なんでこんなことになったかというと「ヒストリー的な作品にしようと思ったけど膨大な映像データにゲンナリしたから全部COBRAでいいんじゃないかと」だそうで。前にゼロがtwitterに「復活ライブはCOBRAオンリー」と冗談めかして書いていたけど、DVDとはいえそれをやってしまうとは。おそるべし。
150分にわたるCOBRA52連発、一気に見たら悟りが開けるかなと思ったけど、挫折して二度中断。しかも二度目の中断が1997年の名古屋クラブダイアモンドホール。数週間後に続きを見たら次の1998年のシェルターが最後だったという変な見方をしてまいました。
1発目が最新コーパスのスタジオライブ(?)、2本目で一気に1988年に遡ってそこから年を追っていくかたちに。この2本目のライブ、ゼロ若ーい細ーい髪長ーいとか思ってたらいきなり名越君がスゲー男気溢れたボーカルで歌い始めたりしてビビる。あと1曲目に比べて速い。これがインタビューで言われてた「前のめり感」かー。
姿は確認できなかったけど「トク、お前に捧げる」の「トク」がロマンポルシェ。のロマン優光さとプンクポイのトクさんだったりするんですね!更に1992年のチョコレートシティでボーカル取ってる人も多分トクさん。トクさんにこんなにやせっぽちな時代があったということがオドロキです。声はそのまんまプンクボイ。
痩せてたといえば大地ですよ!当時から太ってるイメージしかなかったんですけど、本の写真見ても思ったけど、おめめくりくりのかわいらしい少年がいるなーと思ったら大地だっという。時の流れとはおそろしい…。反対に名越君の変わらなさっぷりも恐怖なんですけど。まあ髪の毛で顔が見えないってこともあるんですけど。でも体型も変わってないのはやっぱりすごいよ!
アメリカライブは空いてるスペースに無理矢理作りましたみたいなステージもあって笑えます。音も映像も悪いしメンバー見切れてるしホントにめちゃくちゃ。ここで私は一旦挫折しました。
末期に青森で謎の4連発が敢行されて、その4本目から例の恐怖のレコ発ライブまで女性ボーカル(?)が参加してて、ゼロと一緒に歌ったり一人で歌ったり。こんな人がいたんですね。本でも触れられてなかったので知りませんでした。…私やっぱこのテの女性ボーカル苦手だわ。楽しみにしてたライブでよりにもよってCOBRAがこの体制だったら興醒めするわ。この女性、その後2本挟んで、最後のシェルターではギターを持って登場。つまり、この人が末期にギタリストとして加入していたかほり嬢なんですね。な、なるほど。んでDVD見てから気付いたんだけど、録音鬼2に収録されてるCOBRAもかほり嬢が歌ってるんですよ!今までゼロじゃない人が歌ってるということに気付かなかった自分がすごい。どういう聴き方してんだ。
とまあホントのホントに1から10まで全部COBRAなわけですが、意外と飽きないものですね。ゼロが弾きながら歌う基本形から、ゲストギタリスト(?)を迎えてゼロがボーカルに専念して暴れまわるステージ、特筆すべきはバックに女性ダンサーを迎えたステージ。COBRAでどうやって踊るんだって感じですが、これ、結構いけます。カクカクな映像も相まってチープでいい感じです。あとゼロさんがサイクルウェア着てたり(自転車にハマッてたものね)、細かいところでも楽しめます。全部COBRAだから違いもわかりやすい。そりゃ全部COBRAと全部違う曲どっちがいい?と言われたら全部違う曲の方がいいに決まってますけど!コーパスだからこそのこの拷問仕様ってのもコーパスらしくていいじゃないですか。

というわけで本とDVDとステッカーとバッヂとパッチで5000円。この内容ならば私はおトクだと思います!
未分類 | CM(0) | TB(-) 2014.07.01(Tue) 22:16

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