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私は私のもの

アニメ「ヒーリングッど♥プリキュア」が最終回を迎えました。コロナ禍で制作が中断したので「無事」とはいえませんが…。

ハグプリから見始めたのでこれが3作目ですが、ハグプリ・スタプリと見て、プリキュアシリーズでは「どんな悪人でもみっともなく退場するというようなカタルシスは得られない」ということに気付いたのは思い違いでした。
まじで全員ヒーリングッバイした!!!まずバテテモーダがヒーリングッバイして「あれ?」と思ったんたですよ。その後ケダリーというダルイゼンの弟のようなキャラクターが登場してこりゃ人気出そうだと思ったらなんと1話でヒーリングッバイ。唖然。
そして極めつけがダルイゼン。キングビョーゲンに取り込まれることをおそれ、のどかに体内に取り込んでくれと哀願するも、のどかは「いつまで?!あなたが元気になったらどうするの?!都合のいい時だけ利用しないで!」と正論叩きつけて完全拒否!!!そしてダルイゼンはキングビョーゲンに取り込まれる運命に…。いやもうね!プリキュアでこんなカタルシスが得られるなんて思ってもみなかったですよ!!!かわいいかわいいシンドイーネちゃんもヒーリングッバイしちゃったのは悲しかったけど愛しのキングビョーゲン様のお役に立てたんだから本望ということにする。
プリキュアシリーズが提示してくる価値観には古い人間だからこそハッとさせられるんだけど、滅私奉公がよしとされるヒーローものにおいて「なによりも自分を大切に」というメッセージを伝えてきたことに衝撃を受けました。
助けを求めてきたダルイゼンに手を差し伸べることなく逃げるように立ち去ったのどかは自己嫌悪に陥るんだけど、ラビリンとの対話で本心を吐露するんですよ。「助けるべきとは思うけれどどうしても嫌」よくぞ言ってくれた!それを全肯定するラビリンは最高の相棒だ!
本作はタイトルからして「癒し」がテーマだと思ってたって実際そうだったとは思うんだけど、そのテーマから想像できないくらいにシビアでした。
ボーナストラック的な最終話でもこれまた「地球にとっては人間だってビョーゲンズようなもの」という全くその通りでございますとしかいいようのないド正論を叩きつけられてもうお手上げです。
悪の組織の目的が「地球に病気を蔓延させて自分たちが住みやすい環境に変えること」というシンプルなものだったから前作みたいに一年経ってもなお思い出とともに怒りもよみがえるいったようなことがないのもよかったかな!

本筋から離れたエピソードで強烈に残ってるのがふたつあって、
ひとつはラビリンが内緒にしていた好きなものをのどかが悪気なくニャトランにバラした話。使い方間違ってるけど「アウティング」ですよ。のどかはラビリンが内緒にしてたのを知らなかったからのどかが悪いわけじゃないんだけどラビリンの怒りもわかるし恥ずかしまぎれに「こんなの欲しくなかった」と嘘をつくのも辛いし、本当にやるせなかった…。ラベンだるまちゃんかわいいよ。
もうひとつは「男女の友情は成立しない」。「するのか?」じゃなくて「しない」。しかも「男2・女1」という地獄の構図。なんでこんな話作った…。

今作はプリキュアが4人と少なかったけど、全員にパートナーがいたし、追加戦士のパートナーがラテ様というのもバランス良かった。
ティーン向けの漫画雑誌に載ってても違和感なさそうなキャラクターデザインはかえって目新しくて、女優の娘だの財閥のお嬢様だのとスゴツヨ設定じゃなかったのも親しみやすかった。
妖精ズもみんなかわいかったあ~。三匹でラテ様一匹分というサイズ感からしてかわいいよね。私は麿眉とカラーリングにプルンスの面影を感じてペギタン贔屓だったけど、ラビリンの絶対エース感よ。食玩のマスコットの可愛さは反則レベル。
プリキュアだとひなたasキュアスパークルがお気に入り。変身前のギャル感も物珍しかったし、変身バンクのかわいさときたら!ウインクもがおーもキメポーズもうるわしいとかかっこいいとかじゃなくててひたすらに明るくてただただかわいい。ニャトランとのコンビもよかったな~。
感心したのが、プリキュアというコミュニティの外にいるひなたの友達が登場したこと。プリキュアに限らずチームを題材にすると大抵友情も恋愛もひとつのコミュニティ内で完結してるのが仕方ないとはわかっていてもなんだかなあと思ってるのですよ。さすがに準レギュラーみたいな扱いにはならなかったけど、補完するには十分です。友達のひとりがぽっちゃりなのもよかった。

そーいえばアスミはオカダ・カズチカの嫁としてプロレスファンにも有名で愛加あゆさんの旧友として宝塚ファンにも有名な三森すずこさんが演じておりましたね。落ち着きのある素敵な声で役柄にぴったりでした。

次作の「トロピカル~ジュ!プリキュア」も面白そう。主人公がピンクじゃなくてレインボーなんだよね。アマビエちゃんも出てくるし、楽しみ楽しみ。
未分類 | CM(0) | TB(-) 2021.02.26(Fri) 00:00

中学10年生

映画「あの頃。」見てきました。

なんか…思ってたのと違うというか、期待してたのと違った。私はあらゆる現場に興味があるので、他所の現場のアレコレを知れるかと思ったらそうじゃなかった。ヲタ活が描かれてるのはその通りなんだけど、アイドル自身が関わらないファンコミュニティが主で、私が見たかったのじゃなかったなーとちょっとガッカリ。

モーニング娘。は直撃世代(がどこかよくわからないけど)だけどリアルタイムでは全く興味なくて、当時よく行ってたライブイベントに出演していたヘヴィメタルバンドのメンバーが保田圭ヲタだったなあとか、ライヴハウスのスケジュールに「爆音娘。」というDJイベントが時々載ってたなあとか、そういう想い出。
その後、数年前に思い立ってコンサートに行ってみたり(感想)、スーパー戦隊に元メンバーが出演したり、今の方がよっぽど身近な存在。
全く興味なかったのはずなのに「桃色片想い」はなんとなく歌えるし「Yeah!めっちゃホリディ」の「すんげぇすんげぇ」が振り付きで脳内再生される謎。

冒頭で主人公の劔があややのPVを見て泣くシーン、娘。のコンサートで同じように泣いた自分の姿が重なってこみ上げてきてしまった。
あややとの握手会にもグッときた!「いつも見ています」「応援しています」「がんばってください」このありきたりな言葉を目を見て言うのにどれほどの勇気が要ったことか!あややの「ありがとうございます!」という力強い返事もよかった~。こういう一生に一度あるかないかの一大イベントに挑むファンの姿を見ると、アイドルが遠い存在だった時代をいい時代だったなあと思ってしまう。

劔にチケットを譲った高校教師の存在がよかった。主人公たちみたいにアイドルが生活のすべてじゃなくて、アイドルを生活の活力にしている人。ファンは平等ではない、想う気持ちだけでは推しの腹は膨れない、お金と時間を割いた人の方がえらいと本気で思っている私は、アイドルを生活のすべてにして全力で応援している人に引け目を感じることもあるから、高校教師の存在を通じて自分のペースで応援することを肯定してもらえた気がした。
それと対照的なのが「俺は20年後のお前」。ああいう姿で描かれるとまるで「このままでいいと思っているのか」と突き付けられているようで…。当の本人は家庭を築いてるっていう現実もね。なんかね。

現場のエピソードはこれくらいかな。メインはファンコミュニティ。コミュニティの中心は定期開催しているハロプロをテーマにしたトークイベント。
恋愛絡みのゴタゴタがあってもコミュニティが崩壊しないのがすごい。そういう場があったってのもあるだろうけど全部エンタテイメントに昇華できるのもすごいし、信頼関係の成せる業か。
ストーカー騒動から始まったネットバトルのくだりがよくわからなかった。謝罪の現場に来たの犯人の身内だけだったよね?原作読んでないからわからないけど、何か端折ってない?
そんなふうに楽しくバカやってた仲間たちにもそれぞれ大切なものができて、メンバーの一人が末期がんに侵されて…と、もはやオタ活関係ないんだけど、無理やりこじつけると、「好きであり続けることは難しい」のは私も経験してるし、「いつまでも元気に応援できるとは限らない」も多かれ少なかれ今後経験することだろうし、「とにかく応援できるうちに全力で応援しておけ」というメッセージだと受け取っておきます。

恥ずかしながら吉田豪のtwitterを見てるので、有名ファンをモデルにしたと思われるモブに気が散った。掟ポルシェ二人いなかった?そういえばエンドロールにロマンポルシェ。の「記憶喪失」がクレジットされてたけどこの曲知らないからどこで使われてたかわからなかった。
モブといえば、劔がトークイベントに女友達を連れてきたシーン、目の前に座っていた女性客の眉がイマドキの眉で当時あんな平行太眉なんてありえないよなーとこれまた気が散った。女友達の親友が一番当時っぽい顔してた。

内容とは関係ないんだけど、なにげないやり取りをアドリブで終わらせるシーンの多さがハナについた。アドリブだとわからないなら別にいいんだけど、そこだけあきらかにトーンが違っててテンポ悪くなっちゃってるんだもん。
アドリブ入れなければ5分くらい短くできたんじゃない?ってくらい無駄なアドリブ。こういうのがウケてんの?

私はいわゆるオタク仲間がいないのでこの映画を見たら嫉妬の炎に身を焼かれて灰塵に帰すだろう…と覚悟してたんだけど、意外とそうでもなかった。あのコミュニティにいる自分を想像できなかったからかな。
映画 | CM(0) | TB(-) 2021.02.22(Mon) 23:40

委ねられる責任

Amazonプライムで配信中の番組「ママ・ハディッドのモデル養成プロジェクト」がとても面白かったのです。
主催はかつてトップモデルとして活躍し娘二人もトップモデルとして活躍しているヨランダ・ハディット。
モデル志望の少女5人が母親とともにNYに集まり、8週間にわたって共同生活を送りながら、ヨランダの指導のもと、写真撮影・CM撮影・ファッションショー・面接…と様々な課題に取り組み、最終的に1枚の契約書の獲得を目指すという内容。
以上、ネタバレなしの紹介。以下、ネタバレ全開の感想。

リリアンですよ。もうね、創作でもなかなか見ないヒールっぷり。
不安障害を抱えるマッケンジーのことが気に入らなくて、同室のブリアナと悪口で大盛り上がり。年長のミケイラには呆れられ、最初は同調していた母親にすら「余計なことに気を取られていないで目の前のことに集中しなさい」と窘められて大泣きする姿にこれはリリアンの成長物語に違いないと期待していたのに、リリアンは最後までリリアンでした。
ブロンドに染めたロングヘアーと緑のカラコンを入れている彼女はネイティブアメリカンの父親から受け継いだ暗い瞳と髪の色がコンプレックスのようで、「ルーツを大事にしなさい」とヨランダに無理矢理髪を染められたのは「好き」を否定されたみたいでかわいそうだった。でもこれまで散々仕事に対する心構えを説かれてきたのに勝手にブロンドに染め直したくだりでもうダメだこりゃ。「仕事でベリーショートにしろと言われたらどうする?」の質問に「切ります」と即答したブリアナとの意識の差よ…。
「個性が強い」と評されていた彼女はことあるごとに「ブランドのイメージに合わなかっただけ」と慰められてたけど、結局合わせる気がないってことでしょ。個性が強いというよりも我が強いのでは。
本格的な撮影は初めてという参加者もいる中で雑誌の表紙を飾ったりとキャリアのある彼女が思うように評価を得られずどんどん自信を失っていく姿は痛々しかったけど、ここまで突き抜けてるとなんかもうオメエはそれでいいや(猪木)。最後の殊勝なコメントすらとってつけたように感じてしまった。創作と違ってと成長しないところがかえってリアルだわ。

リリアンがどんなにアレでも「子供だしなあ」で済むけど母親たちはそうはいかない。
母親は娘をサポートするためにそこにいるはずなのに、どうして足を引っ張るの~~~!娘より目立とうとしたり、娘の手柄を自分の手柄だと主張したり、自分の立場がわかってない!面接官も思わず「母親ばかり喋ってるから母親を採用しそうになったよ」と苦笑いですよ。
ブリアナ母が「もう帰りたい」と弱音を吐いて「私を信じて」と娘に慰められる姿に情けなくなったけど、その週に見事結果を残して「私を信じてと言ったでしょ」と誇らしげに言うブリアナがめちゃくちゃかっこよかった!

リリアンは別として、子供たちはわりと「自分は自分」でドライなんだよね。切り替えも早いし。それなのにここでも母親たちですよ!
毎週の課題では優秀な結果を残した一人に5000ドルが進呈されるんだけど、明るいミケイラと素直なアシーナが何度も選ばれるわけですよ。
とくにミケイラは母親が社交性と積極性を発揮してヨランダや現場の人たちと親しくするもんだから嫉妬を買って母親たちが「ひいきされてる」だの「出来レースだ」だのと騒ぎはじめてもう大変。
さらに同室の母親同士ではシャワーの使用時間を巡って喧々諤々。
そんな訴えを受けてヨランダが示した解決方法がすごい。参加者全員をボクシングジムに連れていき物理的に殴り合わせるの。それでなんとなく解決してしまう母親たちもすごい。
まあ、「ウチの子が一番かわいい」のは当然だし、頑張っている姿を間近で見ていれば「どうしてウチの子が評価されないの!!??」となるよね。わかるわかる。

「先生のおおせのままに」とならないのがお国柄か、母親同士だけでなくヨランダとも衝突する。
最年少のアシーナの母親は水着の撮影に気が気でない。ギリギリお尻が隠れるビックサイズのシャツでの肩出しポーズには相当な不信感を持ったようで、報告を受けたヨランダと話し合いに。
「セクシーにならないようにスポーティーで健康的なイメージをこころがけた」というのは本当だと思う。水着も一人だけワンピースだったし。でもアシーナの反応は当然だよ~~~。ヨランダが「17歳になるまで待つ気?」と言うように可能性を狭めてしまうおそれもあるけどこの母親がついていれば少なくとも間違いは起こらないだろうという頼もしさも感じた。

美人なだけならゴマンといる、トップで活躍するには人柄が重要だと、外面だけでなく内面の大切さも説かれ、心身共に成長を遂げたり遂げなかったりする子供たち。
このまま順当に大本命のミケイラが契約書を勝ち取るかと思いきや、優勝したのはなんとアシーナ。
「ウチの娘がミケイラとアシーナの主演映画の脇役で終わるならもう続けられない」と言われるくらい何度も勝ってるのに意外な結果だと思ったのは、行く先々で「小さい」と言われていたから。まだ13歳だからこれから伸びるだろうというのを差っ引いても167cmじゃお話にならないなんてなんと厳しい世界。
この結果を知ってから見直すとヨランダの「顧客の意見は明確だがどうしても心にひっかかる子がいて直観に従うか迷っている」という言葉の意味がわかる。「大きくなると約束して」の言葉通り可能性に賭けたということですね。まわりの意見を受けて総合的に判断したのではなく、結果にきちんと自分の想いを乗せたヨランダに拍手。
発表のときに子供たちへの想いがあふれて取り乱した姿にもグっときた。妥協を許さず、押しつけがましく感じるところもあるけれど、「ランウェイは難しいかもしれないけれどCMなら活躍できる」などと常に子供たちの可能性を探っていたし、こっちが感じていた以上に深い愛情を持って接していたんだなと。
プロジェクトを手伝っていたヨランダの娘のジジも同様。とあるブランドをターゲットにした写真撮影では雰囲気の良さからも手ごたえを感じていたリリアンが顧客からは評価されなくて、撮影現場の様子を伝えて食い下がっても「我々は提出された写真だけを見て判断するしかない」と一蹴されたのは見てるこっちも辛かった。
アシーナの勝利を意外と思ったのは母親がヨランダと衝突しまくってたというのが一因でもあるんだけど、ヨランダの「意見がぶつかるときもあったけれど常に同意する必要はない」という言葉でノーサイドかな。

これ、昨年の10月に配信開始してるのに発見した昨年12月の時点で2話までしか配信されてなくて、それを知らずに見始めたもんだから「私はこのままリリアンの成長を見届けることなく死ぬのだろうか…」と思ってたので最後まで配信されてよかった!
Eテレの「ソーイング・ビー」も面白いし、レース番組楽しいなあ。色々見たいけど探すの難しい。(あっても題材が興味なかったりね…)
未分類 | CM(0) | TB(-) 2021.02.20(Sat) 21:50

小鳥

映画「ウルフウォーカー」見てきました!

記号的なキャラクターが魅力的。とくにまんまるメーヴがかわいくて三角ロビンとの並びもとてもよい。そして豊満なお母さんの美しいこと。人間モードだとかわいいメーヴもオオカミモードだと美人さん。
ロビンとメーヴ、出会いは誤解もあってギスギスなんだけど誤解が解けてすぐに仲良くなっちゃうのが子供のいいところ。
木の枝の上でお話ししながらロビンがメーヴの髪をとかしてあげるシーンがたまらなく好き。それをメーヴがお母さんに嬉しそうに報告するんだよね。年の近い女の子とのふれあいが楽しい思い出になっててじーん。
人間側とオオカミ側それぞれの事情を知り、さらにウルフウォーカーとなったことで「追われること」の恐怖を身をもって体験したロビンが平和的な解決を求めて奔走するんだけど、とにかく父親が話を聞こうとしない!!!娘のことが心配なのはわかるんだけど話が進まなくてイライラしてしまった。
それとメーヴのお母さんも大概だよ!自分の娘なら「私のことはほっといて逃げて」と言われてはいそうですかなんてなるわけないとわかるでしょうよ。なんでそんな荷の重い頼みごとをロビンに託すのかと、友達にも嘘をつかなきゃならないし、必死なロビンを見るだに腹立たしくなったよ。
平和的な解決とはいかなかったけどバトルシーンが見れて私は満足です。領主の最後がちょっとカッコよかったのがむかつく!もっと惨めに死んでほしかった。
なんだかうまい具合に子持ちのシングル同士で新しく家族になったけど、少なくともロビン側はアイルランドに何の未練もないだろうから故郷を捨てたとか追われたとか感傷的にならなくて済んだのはよかったかな。オオカミにはそういうのないだろうし。
気がかりは捕らえられた羊飼い。無事に逃げ出せてるといいなあ。

作画も本当に素晴らしいんだけど、アタリを残した意図が知りたい。
映画 | CM(0) | TB(-) 2021.02.11(Thu) 21:56
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