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ヘリ子

宝塚月組公演・日本オーストリア友好150周年記念UCCミュージカル「I AM FROM AUSTRIA-故郷は甘き調べ-」に行ってきました!
雪→星→宙→月→花→星→宙→宙→月→星→花→星→花→星→宙→月→雪→雪→月→雪→星→月で2年弱振り(!)の本公演観劇となりました。

私の宝塚観劇は大体にして上京のついでで、今回の上京は急きょだったので宝塚観劇なんて頭になかったのですが、ふと、平日だし当日券いけるんじゃね?と思いまして。そしたら案の定いけたのです!10時発売開始の9:50に並んで立ち見ヒト桁番!センターブロックでめちゃくちゃ見やすかったです!しかしいくら立ち見とはいえたったの1500円という料金には毎度新鮮に驚いてしまいます。脚棒だけど。

映画も同じく観ると決めたものはネタバレを極力避けながら生きるんですけど、今回は見る予定がなかったから感想とかもフツーに読んでたし(ただし読んだ側から忘れる)、初日映像もフツーに見てるしで、キャラクターデザインだけでどれが誰でおおよその役割がわかる状態で見始めたのですんなりと世界に入り込めました。舞台設定がまさに今というのもとっつきやすかったです。「セレブ」ならオペラ界の歌姫よりもサッカー界のスーパープレーヤーの方がイメージできる。
映像の多様は賛否ありそうだけど、映画のオープニングクレジットのような映像には期待が高まりました。狙ってか狙わずか思わずツッコミたくなるような場面もありましたが。美しいジェンヌが歌い踊っている後ろで本人の写真が大写しになるのはどういう意図か。エルフィーとパブロの大真面目なエクササイズ映像は笑っていいものか。
舞台セットが中々印象的で、とくに製菓部のセットが左右対称のデザインといいくすんだピンクの色合いといい「グランド・ブダペスト・ホテル」のようでした。立ち見だと距離があるから余計にミニチュア感が強くて。ジョージとエマの空中デートに登場したヘリコプターにも驚きました。驚くとともにペガ子の生まれ変わり?なんて思ってしまいました。映像で見るとわからなかったけれど、あれってオーケストラピットを覆って銀橋まで伸びてるんですね。前方席からの眺めが気になる。
国民的シンガーソングライターが手がけたという曲はさすがの親しみやすさ。「マッチョマッチョ」が話題をかっさらうのは当然ですが、メインテーマともいえる「Nix is Fix」も口に出したときの気持ちの良さにふとしたときに口づさんでしまいます。一幕の終わりと二幕の冒頭を飾る「夜の帳が降りればそこはファンタジー」と繰り返す曲も幻想的で素敵でした。
おさわがせおばあちゃんとポンコツホテルマンのせいでコメディ色強めだけど、故郷はいつもあなたとともに…というメッセージが強く伝わってきて、故郷っていいなあ。家族っていいなあ。としみじみできるお話でした。エマがホームレスの支援を申し出る場面や、故郷を飛び出したエマが「故郷で大切な人と出会った」と告白する場面には涙しました。壮大な歴史モノやスキャンダラスな恋愛モノもいいけれど、こんなふうに心温まるヒューマンドラマもいいですね!
フィナーレではロケットボーイを務めるありちゃんがそのままロケットに参加する場面がなかなか衝撃的でした。ロケットメンバーがロケットボーイを務めるのとは明らかに違うじゃないですか。そんなパターン見たことなかったので。そして安定感のあるリフトを見せてくれるデュエダン!まさに包み込むようでした。
れいこちゃんが二番手羽を背負った公演立ち会えたことも他人事ながら嬉しくなりました。

生徒について+α

・珠城りょう/ジョージ・エードラー[ホテル・エードラーの一人息子]
彼女に現代劇で等身大の役を与えるのは危ない。ガチ恋勢が大量発生しかねない。かくいう私も冷蔵庫に閉じ込められて震えるエマに自分の上着をかけてあげるジョージに「あっ結婚して」と思ったし、寝起きのエマをブレックファストで迎える白ニット姿のジョージに「あっ結婚して(2回目)」と思った。多分同じ役を他の生徒が演じてもこうはならない。彼女だからこそのギリギリな現実味が本当に危険!

・美園さくら/エマ・カーター[ハリウッド女優]
初めて生で見るスターにはワクワクするものです。就任前も見てるんでしょうが認識してないし、映像でも公式で公開している初日映像で見たくらい。ただ、IAFAの初日映像を見たときに、わずかな時間ながら彼女は歌踊り芝居どれをとっても隙がなさそうだなと。そしてその印象は実物を見ても変わりませんでした。娘役らしくない・外部向けと言われそうな、娘役にしては強いと感じるところもあるけれど、今回の役に限ってはその強さもよくハマってました。正直、素メイクは好みじゃないです。でも舞台で見るとしっかりとハリウッドの美人女優に見えました。ここまでハマってると全然違う役も見てみたい。

面白かったのが、ふたりのデュエット。たまきちは男役にしては声が高くてさくさくは娘役にしては声が低いから似たような声質に聴こえて、それでたまきちは乾いててさくさくは湿ってるという違いがあるからデュエットだと不思議な溶け方をするなーと思いました。

・月城かなと/リチャード・ラッティンガー[エマのマネージャー]
前に見たAll for Oneも悪役でしたなあ…。そして悪役って成敗されちゃうからイマイチときめけないんだよね…。こんなに美人なのに!!!今回の役はAfOと違って恋敵というわけではないのも一因というか。そういえばCASANOVAの悪役がイマイチだったのも恋敵じゃなかったからかも?れいこちゃん、顔は覚えたけど声はまだ覚えられません。特徴が掴めない。

・鳳月杏/ヴォルフガング・エードラー[ジョージの父]
CASAVOVAのコンデュルメル夫人も記憶に新しく、中の人が同じだなんて信じられません!!!ちなつさんが父親役なんてもったいないーなんて思ったけど、軽妙洒脱でピッタリじゃないですか。コミックリリーフで出てくるだけで楽しくなる。妻に頭が上がらないのにもこっそりと息子を励ますのにも人の好さを感じました。女役で鍛えた成果か、娘役顔負けのソプラノにはビックリしましたが、あれがヒゲのおじさまから出てるのかと思うとなんだかおかしかったです。

・海乃美月/ロミー・エードラー[ジョージの母 ホテルの社長]
くらげちゃんも母親役なんて(ryと思ったけどこれまたピッタリ。いかにも仕事のできる女といった感じで、いつも夫や息子にイライしてそう(笑)。母親役ということで基本的にキチンとした格好でしたが、くらげちゃんの魅力をくらえと言わんばかりのものすごい衣装で踊るメインの場面があったので満足です。

エードラー夫妻、いい夫婦でした。尻に敷かれてるんだけど、夫が妻にベタボレだから不憫な感じにはならない。浮気してるとミスリードを誘う展開も面白かったです。

・光月るう/エルフィー・シュラット[ホテルのコンシェルジュ]
名だたるスターと数々の浮名を流したとうそぶくのが面白い。ヨハン・シュトラウスは父とも息子とも付き合ってたっておばあちゃんいったいいくつ?!AfOを見たときに素晴らしいおじさま役者がいる!と衝撃を受けたのですが、素晴らしいおばさま役者でもありました。フィナーレでも役柄のまま肩出しの白いドレスを着ていましたが、グレーヘアーでも美女なのは間違いないのでドキドキしてしまいました。

・暁千星/パブロ・ガルシア[アルゼンチン代表のサッカー選手]
ヒゲ面のスチールにビックリしたけど、ありちゃんそのまんまというか、かわいい役でした。…ホントはもっとセクシーな役なのかな?筋肉でスーツがはじけちゃうのも「フワーオ」なエピソードなんじゃないかと。健康優良児なありちゃんからは欠片も感じないけど。スキャンダル捏造事件の重要人物なわけですが、彼に全くその気がなかったのが幸い。権力者が善人って心強いよね。

・風間柚乃/フェリックス・モーザー[ホテルのフロント係]
破線上でもおかしくないくらい重要な役どころ。大抜擢では?!と思ったけど彼女もう研6なんですね。お噂はかねがね…ですが、演技に拙さがないし間もいい。コメディって難しいだろうにすごい。

本作で最大のサプライズだったのがパブロからフェリックスへの告白でした。いやまじでエルフィーのほうがまだ「そういうことだったのね~」と思えるくらい。もちろん男性が男性をというのにも驚いたけれど、とくに矢印が見えなかったので。いったいどの時点で恋に落ちたの?!いやなんかキラキラした目で見てるなあとは思ったけど。あまりにもビックリしてオペラでこの二人ばかり追ってしまいました…。「平凡なワタシがスーパースターに愛されちゃってどうしよ~~~~?!☆」って完全に少女マンガだよね。

・輝月ゆうま/ライナー・ベルガー[ゴシップ記者]
まゆぽんはスチールよりも実物のほうが5倍かっこいいからいつも「誰だこの長身イケメン…ってまゆぽんか!」と毎回やらかしてしまうのです。まゆぽんって叫ぶとTHE MERRY WIDOWのクロモウ参事官になるのね。2回くらい「クロモウがいるぞ!」と思ってしまった。

・春海ゆう/マーチン[ホテルのクリーニング部]
彼も笑い声でルクシッチだ!とわかった。出番は多くないけどやたらインパクトのある役でした。フェリックスの恋敵といえばそうか。

やっぱり本公演はいいですね!つくづく全国ツアーはあくまでお試しなんだなと!当日券チャレンジを思いついた私エライ!そしてこの演目で良かった~。「ついで」だからそのときにやっているもの見ることになるわけですが、それでもなにかと縁のあるたまきち政権の月組、今回のも含めて今まで見た演目のどれもが素晴らしく、いい思い出になっています。当日券チャレンジも演目と日程によるけれど、案外イケルということがわかったので、前売りが取れなくてもあきらめずに今後もチャレンジしていきたいと思います!
舞台 | CM(0) | TB(-) 2019.12.17(Tue) 23:41
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