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Have you ever done before?

宝塚雪組全国ツアー・幕末ロマン「誠の群像-新選組流亡記-」/レヴュー・スペクタキュラー「SUPER VOYAGER!-希望の海へ-」に行ってきました。
雪→星→宙→月→花→星→宙→宙→月→星→花→星→花→星→宙→月→雪→雪→月→雪で前回の全国ツアーも雪組だったので2回連続の雪組@全国ツアーです。雪組の全国ツアーで日本物だなんて初観劇を思い出すわ~。

まずはお芝居「誠の群像」
新撰組の土方歳三を主人公とした物語。「男とはいかに死ぬべきか」といったことがテーマと思えるほどに硬派で無骨。
土方の晩年に焦点を当てているのはわかったという程度ではっきりとしたストーリーは感じなかったけれど、金言の連続で印象に残るシーンばかり。横暴な芹沢につっかかろうとした隊士を「そんなことに意地を張るな!」と止めたシーンはぐっと来た!
虎徹をめぐる話もよかった。人を騙したことを激しく悔やむお小夜を「あなたの行動であの刀はたった今本物のと虎徹となった」「近藤勇は今日も25両の虎徹を手に京都を歩かれておる」と慰める土方が素敵。
ただ、宝塚で上演するにはロマンス色があまりにも薄い。デートに誘った次にはもうお小夜が身請けされているのはいくらなんでも端折りすぎ。お小夜の別れの手紙から逢瀬を重ねたということは推測できるけど、「逢瀬」をダンスでもなんでも表現できなかったものか。でもそれだと「二晩」の場面とかぶるか。
ダンスといえば「鬼の土方」のダンスがめちゃくちゃかっこよかった。バックの巨大な鬼の面も強烈。
幕末ものということで「桜華に舞え!」を思い出す場面もチラホラ。土方の最後、とどめを刺そうとする部下を大将が止めるところなんかとくに。
決して楽しい作品ではなかったけれど、何度も見て男の世界に酔い知れたいと思える作品でした。

続いてショー「SUPER VOYAGER!」
野口先生大劇場デビュー作の「THE ENTERTAINER!」(以下、ジエンタ)がトップスターの使い倒しでトップスターファンとして最高のショーだったので、望海風斗さんの使い倒されっぷりをとても楽しみにしていました!
直近に本公演で上演されたショーなので、前知識ゼロというわけにはいきませんでしたが、「これが噂の!」の連続で、これはこれで楽しめました。
まずなんといってもオープニングのテーマ曲!砂を吐くほど甘い台詞をトップスターが圧倒的な歌唱力で大真面目に歌うもんですからもう、どんな顔をすればいいのかわかりませんでした!ジエンタで「そばにおいでギュッてしてあげる」とか歌われてもこんな気持ちにはならなかったのになぜ?!と考えた結果、併演作品のせいではないかと!そりゃ鬼の土方に「俺がギュッてあたためてあげる」なんて言われたらどどどどうしちゃったの?!ともなるわ。
男役スターがキラキラ全開で「胸キュンキュン」「腰グイグイ」などと歌い継いでいく場面なんて、宝塚だから「行儀よく観劇せねば」という理性で保てているけれど、アイドルのコンサートばりに発声可能なら失神者続出間違いなし!もうオープニングだけで胸焼け~。
二番手の彩風咲奈さんが中心となりカラフルなスーツとドレスで踊る都会的なダンスシーンは本当にかっこよくてそこだけ20分くらい見てたかったです。
トップスターと三番手格の彩凪翔さんがひとりの女を奪い合うストーリー性のある場面、女装の色気というのは学年を重ねないと出てこないんだなと。かわいいんだけどね。取り合いされるほどのいい女に見えなかったのも正直なところ。
タンゴの衣装に身を包みオラオラ全開でご当地ネタを叫ぶのはもはやツアー恒例?「銀河鉄道の夜!風の又三郎!注文の多い料理店!宮沢賢治!」笑うなと言う方が無理。
男性アイドルグループを思わせる場面はジエンタの同様の場面よりはいろんな意味で普通に見れました。野口ショー恒例になりそうだけど、今後STARS11を超えるグループは出てくるのだろうか…?
望海さんが朗々と歌うソロは決して平坦ではなかったトップまでの道のりを思わせる感動の大ナンバーなんですが、どうにもこうにも「天海さんもそんなことがある?」がチラついてしまって。こんなほのぼのエピソードもしっかり盛り込むなんて野口先生の生徒への思いが伝わります!
ショーの一番のお楽しみといっても過言ではない、大階段での男役群舞は黒燕尾じゃないのは百歩譲っても、衣装がカジュアルすぎてチョッピリガッカリ。次のデュエットダンスは早着替えなので仕方ないところはあるとはいえ、上下のミスマッチ具合が気になったのですが、相手役の真彩希帆さんの手袋の生地を望海さんのパンツに合わせてあったのには感心しました。そりゃあドシロウトが気づくことはプロだって当然気付いてますよねー。
常設会場のお客さんの行儀のよさに慣れると全国ツアーのお客さんのフリーダムさに辟易することもあるんですけど、反応の素直さは嫌いじゃないです。とくに幕開きと大羽根背負ったのトップスターに送られるやんややんやの拍手喝采!これも全国ツアーの醍醐味!
野口先生の大劇場作品はこれで2本目ですが、2本目にしてすでに野口カラーとでもいいましょうか、そんなのが見えたような気がしました。もうラインダンス?!とかね。黒燕尾が無いとか黒燕尾が無いとか思うところもありますが、野口ショー楽しい!大好き!これを望海さんがやるってのがまたいいんだろうなあ。大劇場バージョンはこれの豪華版でしょう?うーん見たい!!!

印象に残った生徒について。

・望海風斗/土方歳三
主人公ながらろくに笑わない鬼の土方は黒いイメージのある彼女にピッタリ。着物姿の色気もたまらない。「琥珀色の雨にぬれて」は全然ときめかなかったけど(主人公カップルがクズすぎたのが主な理由だけど)、今回はしっかりときめきました!思い返してみれば幕末太陽傳の高杉晋作にもすごくときめいたし、どうも私はだいもんの着物姿がツボみたい。
お芝居とはうってかわってのショーのハジけっぷりには本当にやられた!ギャップゆえの魅力といいますか、きっと別のトップで再演してもこんなに楽しめないと思う。ショーだけでもこんなに萌えたんだもの、コメディなんかやってくれたら相当萌えるだろうなあ。カーテンコールでは副組長さんに「雨ニモ負ケズ全部言えます!雨にも負けず雪にも負けず」といきなり間違えたことを暴露され、一粒で三度おいしかったです。

・真彩希帆/お小夜
琥珀色で感じた違和感の正体がわかりました。彼女は童顔通り越して赤ちゃん顔なんだね。そして顔だけでなく声も「大人の女性」を演じるには少女すぎる。母親の死の際で余韻を残して嘆く演技の細かさからもわかるように、演技力があるから余計に違和感だったんだなと。
今回のお芝居は武家の娘なのでとくに違和感もなく見れたけど、彼女にピッタリハマるのは純真な少女とか、現実感のないお姫様なんじゃないかなーなんて思っていた直後、ショーのオープニングで登場したお人形さんのような彼女のかわいらしさに(客席がどよめいたもの)、ホラね!やっぱりね!「こうもり」のメイドちゃんズでもひときわかわいかったもんなー。(風ちゃんは別格!)
琥珀色がショーでも払拭できないほどにトラウマレベルだったんだけど、すぐに忘れられそうです。

・彩風咲奈/山南敬助&榎本武揚
やっぱりありちゃん(暁千星)に似てる~。素顔全然似てないのに~。
前半はさわやかな青年、後半は髭の軍人と二役を演じたわけですが、ギャップがすごくて同一人物に見えなかった。髭が似合うことも意外な感じで。アゴのホクロがなかったら最後までわからなかったかも?

・彩凪翔/勝海舟
お芝居の方はあまり印象に残ってないけれど、ショーだと上級生にしか出せない色気を兼ね備えたうえに見目麗しさがズバ抜けておる…。彩風咲奈さんと比べてもグンと大人っぽい。

・煌羽レオ/斎藤一&黒田了介
前回の全国ツアーで印象に残っていた彼女、今回もオープニングでパンチのある歌声だ!とオペラグラスを上げたら彼女でした。娘役を引き連れて歌う場面に嬉しくなったので、気になる人がいるとショーがより楽しめることを認識。

・綾凰華/沖田総司
役どころからするに若手のホープだよね、雪組知らないからなあ…と思ったら元星組生の彼女ではありませんか!新人公演で二番手やってたのはすぐに思い出せるけど、認識してなかったってことか…。いやでも元星組生の活躍は嬉しい!…きーちゃんと同期&元星組なのね。なるほどなるほど。

・夏美よう/芹沢鴨&高松凌雲
ハッチさんが出演されてるなんて余計に初観劇を思い出すわ。ハッチさんスケベ親父でも素敵よ。観客の怒りをも一身に浴びて見事に散って行かれました。

・朝月希和/明里
今回、星南のぞみさんが別箱出演だったので、娘役二番手格はどなたかな?と。お芝居でサブヒロインを演じた彼女ですかね?彼女は花組からの組替なんですね。日本物のメイクのせいか、先代雪組娘役トップの咲妃みゆさんに似てる?!と思うことが何度か。

そして今回も彩みちるさんを認識できず…。

全国ツアーで同じ組が続くと別の組の方が…なんて思ってしまいますが、今回ばかりは連続雪組でよかったです!いやホント、前回の琥珀色引きずってたから、お芝居・ショーともに早いうちに今回の公演が見れてよかったなと!だいもんかっこいい!おもしろい!きーちゃんかわいい!でだいぶ上書きされました。
他の生徒さんはなかなか覚えられませんが、「沼とは落ちるもの」という名言もありますし、そのうち煌羽レオさん以外にも気になる生徒が出てくるでしょう!

ところで、琥珀色のプログラムのスチールがトップ以外幕末のと同じだったのが不満だったんですけど、しくみがわかりました。ショーが直近の本公演と同じだとスチールは使い回しなんですね。トップですら!
思い返せば本公演で見たショーを全国ツアーでも見たのは"D"rastic"S"!!(苦肉の策の表記)が初めてでした。今回は本公演を見てない=プログラムを持ってないので、使い回しでも楽しんでおります。もう不満に思わないぞ!
いやしかしそうなると「ショーが直近の本公演と同じ」にガッカリ要素が増えたような…。
宝塚 | CM(0) | TB(-) 2018.04.21(Sat) 23:50
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