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270円

ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」を見てきました!
元宝塚星組トップスター北翔海莉のミュージカル女優デビュー作品。極力生で衝撃を受けたいんだ!と、公式から次々に投下される映像を避けつつ被弾しつつ、当日を迎えました。

パジャマ工場での騒動を描いたこの作品、舞台が半世紀以上前のアメリカだから非日常感はあるけど、本当にどうってことない、日常を切り取ったような話。本社から管理職の人がやってきて古株OLと仲良くなるの。そのきっかけのピクニックだって言ってみれば社内行事だし、今でもそこらへんで普通にありそうな出来事。新入りをいびる男性社員、恋の噂で盛り上がる女子社員、手癖の悪い既婚男性、家庭の事情を持ち込む夫婦社員、登場人物も覚えのある人たちばかり。
そんな日常風景がすっごく楽しい!
恋なんかぜんぜんぜんしてないのナンバーでは延々と冷やかされるベイブのうんざりしながらもまんざらでもない様子が伝わってきたし、プレッツがグラディスにまとわりつくナンバーのグラディスのあしらいっぷりもため息が聞こえてきそう。ミュージカルを見慣れてない私なんか「歌は歌」みたいな見方しかできないんだけど、もしかしたら「歌で芝居が見える」という経験をしたのかもしれません。
明るく楽しいのは間違いないんだけど、結構大人向けというか…ピンクな場面も多々あってドキドキしてしまいました。ベイブにスチームヒートの感想を訊かれてて「興奮した!」(代弁ありがとう!)とかね。見えてる場面だけでなく見えない場面なんか余計に想像を膨らませてしまってバクバク。ピクニックで急接近したシドとベイブは消えた間になにをしていたのだ…!噂のキスシーンも、あーこういう、あーそう、ハリウッド的な…はいはいはい。という感じでした。
シドとベイブの恋も実り、賃上げにも成功してハッピーエンドなんだけど、ひとつだけ、ん?と思ったのが、妥協案にメイが異を唱えたところ。そこからまた続くのかと思ったらベイブが制して「私たち勝ったのよ!」で終わっちゃって、あれあれあれー?メイもイマイチ納得いかない顔をしていたように思えたんだけど…。目的はあくまで賃上げであって、遡及するかどうかは本質じゃないってこと?だったらベイブに説明させるか、メイのセリフをなくすか、そもそも妥協案自体なくてよかったのでは…。
そんなモヤモヤも最後のパジャマファッションショーで全部ふっとびました。パジャマ買いたくなった。老若男女、パジャマ姿はみなかわいいものです。でもやっぱりなによりパジャマのシェアですよ!「pajama game」の画面検索で出てくる画像を見てたから当然期待してたけど、こういう流れで出て来るのねー!幸せの極みじゃん!予想をはるかに超えて最高でした!!!

さてさて本作でミュージカル女優デビューを果たしたみっちゃんこと北翔海莉。
宝塚だと「トップスターの登場でございます!」とばかりにバーン!と出てくるじゃないですか。拍手も起こるし。気付いたら居たという感じで、外部だとこういう感じなんだなと。
男役としてはまず見ることのできない女性らしいスタイルで登場したわけですが、髪をまとめたパンツスタイルのりりしいこと。フワッとしたワンピース姿も素敵~。スチームヒートのセクシーな衣装やファッションショーの彼パジャマはもう本当にありがとうございますだし、いろんな格好のみっちゃんが見れてホクホク。髪を下ろしたスカート姿のやわらかい雰囲気に、みっちゃんはもともと女性らしさの強い人だったんだなと思い直しました。とはいえ、さすがに他の女優と並ぶとデカイなと。でも頼れる先輩感出てて役柄にはプラスに働いてたと思います。こんな人、会社にいたら憧れちゃう。
見た目以上に注目したいのはやっぱり声!第一声でビックリ。声が変わってない。なによりその声で女性を演じても違和感が全くない。変わってないこと自体には驚いだけど、考えてみればみっちゃんってべつに男役声作ってなかったよなあと。みっちゃんの声は見た目が男だろうと女だろうと違和感のない声なんだなと大発見。
歌声も地声は変わってないけど、高音でもバンバン歌う姿に新鮮な気持ちで「みっちゃんうまああああああい」と感動しました。とくに感動したのはドラゴンの歌。ハードロックバンドの女性ボーカリストばりのパワフルな歌声に、こんな歌い方もできるんだ!と圧倒されました。
スチームヒートのダンスも本当にかっこよかった!セクシーな衣装のさらに向こう側の無駄のない上半身に釘付け。このシーンがなかったらわかりやすくかっこいいみっちゃんは味わえなかっただろうからよかったなあ。

みっちゃんの相手役の新納慎也さん、この舞台が決まって以降、NHK「あさイチ」でお見かけするたびに「この人がみっちゃんの相手役かあ~」と、私なりに興味を高めておりました。
生で見た新納さん、ひとことで言えば男役男。小顔で手足が長く姿勢が良い。上背はしっかりあるが、他の男優ほどはがっしりして見えない。そして男臭さの薄さ。男役の現実感のなさは言ってしまえば虚構だから疑問の余地もないのですが、本物の男性でもこんなに現実感のない人がいることに驚きました。
そして歌が経歴で想像してた以上にうまい!!!ダンスもろともまさしくミュージカルスター!でした。
みっちゃんとの並びもしっくり。実年齢差からいっても無理がないからか、現実にいそうなカップル感。フィナーレで手をつないで降りてくる姿が本当にかわいくてな!!!カーテンコールでのみっちゃんとのやりとりもほのぼの~。
新納さん、みっちゃんの相手役になってくれてありがとう!初めての相手役がこんなに素敵な人で、今後の相手役とついつい比較してしまいそうです。

キューティーパイなグラディス大塚さんにかわいいオジサマのハインズ栗原さん、ウォーリーのくせにいいかげんにしろなプレッツ上口さん、なぜ女子社員に放って置かれているのか理解できぬ好青年チャーリー広瀬さん、包容力の塊なおばちゃまメイベル阿知波さん、敵として緊張感をもたらすハスラー佐山さん、女子社員も男性社員もみんなかわいくて、全っ然見足りませんでした!中心も見たいけど目の前も見たいというジレンマ。こっちを見たいのにあっちも気になるというもどかしさ。舞台が1日2回で何日間も公演するのは、いつでも見に来てね!じゃなくて何度でも見に来てね!ってことなんだなと。

みっちゃんきっかけで見に行った舞台だけど、本当に楽しくて、見に行ってよかったし見に行けてよかった!これを機に他の舞台にも…とは多分ならないだろうけど、またみっちゃんきっかけでも舞台を見に行けたらいいな!
舞台 | CM(0) | TB(-) 2017.10.19(Thu) 23:19
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