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オッズ1倍

みちのくふたり旅2015は2年ぶりのインクレイブルタッグトーナメント!ということで組み合わせが発表されました!

・シュウ&イーグルス
・サスケ&のはし
・ケイ&郡司
・GAINA&塁
・沼ちゃん&剣舞
・ken&2号
・卍丸&3号
・南野&1号
・大柳先輩&大地

っていつの間に決まったんだ?東京大会で公開抽選でもやったの?前回は9月の矢巾大会で公開抽選やったからてっきり今年もそうかと思って楽しみにしてたんだけどなー。しかも前回はFREEDOMSの一関大会とハシゴして見れなかったしね。残念無念。

それはそうとなんだこの仕組まれたような組み合わせは。キレーにバラけた結果誰もGAINA&塁に勝てる気がしない。
今回最大のインクレイブルはなんといっても卍丸&3号!あらゆる組み合わせの中で一番面白いんですけど!でも字面ほどは面白くならないんだろうな。
個人的に一番楽しみなのはサスケ&のはし。正規軍時代のような好き放題な上司に困り果てつつも献身的にフォローする部下的な関係が見れるんじゃないかとワクワク。

せっかくなので他のチームの展望も。
・シュウ&イーグルス。イーグルスがレギュラー参戦するようになって一年以上経ってようやくイーグルスにキラーモードなんてないということがわかりました。結果も推して知るべし。
・ケイ&郡司。郡司は2013で優勝してるけどあれは師弟愛で掴み取ったようなものだからケイとじゃ期待できないかな。
・沼ちゃん&剣舞。剣舞がちょっと頼りない気もするけどなんたって沼ちゃんは現王者ですから、いいトコロまで行きそう。
・ken&2号。2号のシングルプレイヤーとしての実力が未知数だけど、kenがわりと誰とでもうまく合わせられるからそう悪い結果にはならないのでは。
・南野&1号。GAINA&塁以外でまともに50万円に届きそうなチーム。結果はともかく南野と組むんだしすっごい悪い1号が見れたら面白いな。50万円のためなら手段を選ばないみたいな。千賀死ねコールに心を痛めている私ですら千賀死ねコールしてしまうような。
・大柳先輩&大地。キーパーソンは大地。ここのところ結果は伴わないとはいえすこぶる調子よさそうだし本人からもやる気を感じられるし、大柳先輩という強力なパートナーを得たとなりゃ気張りようによっちゃどうとでもなるんじゃない?!

こうして考えを整理してみると当初思ってたほど誰もGAINA&塁に勝てる気がしないってほどでもな…いやいやいややっぱりどのチームもGAINA&塁に勝つ画がまっっっったく浮かばない!ホントにここだけパワー値高すぎ!せめてインクレイブルな結果を期待しよう!
プロレス | CM(0) | TB(-) 2015.08.30(Sun) 01:58

2015/08/13(木)みちのくプロレス「夏休みシリーズ2015」@サンレック北上 観衆:295人

夏休みツアー地獄の8連戦、今年は都合がつかず、私の観戦は北上とロッキンファイトだけ。
この日は開場時間と高校野球の花巻東の試合がかぶっていたので気になってたお客さんも少なくなかったのでは?
入場時に沼ちゃんがパレード(大名行列)に参加する浮牛城まつりのチラシとミニうちわが配布されました。うちわ、嬉しいけど物販のうちわの売り上げに影響が出なかったか心配。この会場は冷房完備だから関係ないかな?
公式サイトでも告知がありましたが、会場内ではマウンテンキングのブースと並んで房総ボーイ雷斗選手が野菜を販売していました。試合開始前にパンチさんに紹介されてリング上から挨拶したんですけど、「愛と正義の~」っておなじみの口上で自己紹介しておきながら「トマト買ってください」みたいな、テンション低めのフツーの挨拶でオイオイ。
その横でヤッペーマンズがパンフレットとトマトを押し売り歩いてました。お客さんと話してるのがポロッと耳に入ってきたんですけど、1号の姪っ子ちゃんは4ヶ月だそうです。かわいいでしょうねえ~。

沼ちゃん登場。グッズ紹介していないということでグッズ紹介して、スポンサーの紹介をして、「CDが全然売れてない」とボヤいて、俺の海。

沼ちゃんリングに残ったまま選手入場。今回は正規軍のみ。塁、あの髪型でジャージ姿だと完全に若手だね。ニューフェイズと同期の三羽烏と言われてもわからん。
塁以下数人が遅れて登場したので手持無沙汰だったのか野橋にサインボールをぶつける1号。野橋はこういうことされてもいじ(め)られてるという感じが全然しない。犬か猫にでもじゃれつかれてるというか。ちょっとビックリした顔して笑うだけ。絶対嫌な顔しないもんなあ。
挨拶はモチロンご当地出身の剣舞が担当。「剣舞が~北上に~帰って~キ~タ~!」これ、織田裕二かと思ったらアンタッチャブルのザキヤマのネタなんですね。後日結婚報道で初めて知りました。「まだ地元の北上では一度も勝ったことが無いので」の発言に選手まで「えっ、勝ったことないの?」とざわざわ。更に「飛ぶ鳥をさらに飛ばす勢いで初勝利を目指します!」というトンチンカンな発言にもっとざわざわ。
剣舞の挨拶に続いてニューフェイズからも「北上にチャンピオンとして帰ってくることができました。9月の矢巾大会では日高郁人と藤田ミノルを相手に防衛戦をします」と、挨拶というか矢巾の宣伝がありました。
サインボール投げ入れて選手退場。

1.15分1本勝負
○大柳錦也(7:36最強卍固め)オーストラリアン・ウルフ×※ゴリークラッシュ

夏休みツアーから特別参戦中のオーストラリアン・ウルフ、私が見るのはもちろん今日が初めて。なんだかオールドスクールなアメコミヒーローみたい。日本の男子プロレスではまず見ないワンピースタイプのコスチュームもインパクトあります。
体の厚みは欧米人らしいけど身長はそんなに無さそう。
初見の印象としては、繋ぎ技の当たりが弱いのはいただけないかなと。真面目なシングルなのにイーグルスマスクのソレみたいなね。大柳先輩のエルボースマッシュでバンプ取ったのは新鮮に映りました。

2.20分1本勝負
○気仙沼二郎(7:16片エビ固め)のはしたろう×※気仙沼落とし

現王者が第2試合でシングルだなんてカード編成的にどうなの?!と、ちょっと疑問を抱いてしまいましたが、正規軍同士の戦いらしく握手で始まるかと思いきやの野橋の奇襲でスタートした試合はアンダーカードなのがもったいないほどの好勝負でした。いわゆる地方興行(そもそも本拠地が地方だからこの言い方は正確ではないけどニュアンスは伝わるはず)だととくに沼ちゃんはちょっとコミカルな動き(銀鱗の後にプロレスラブボーズとかね)も入れてキャッチーさを出したりするんだけど、そういうの一切ナシ、今日って道場プロレスだったっけ?と錯覚してしまいようなシリアスなファイトでした。やはりベルトを持つと戦い方も変わるモンなんですかね?
会場にいたお客さん全員野橋を応援してるんじゃないかと思うくらい、声援が野橋一色だったのも印象的でした。負けたけど試合後の野橋は晴れやかな顔してしましたね。
ところで、野橋が倒れこみヘッドバッドだのダイビングヘッドバッドだのをやると必ずと言っていいほど客席から「こけし(笑)」という声が聞こえるんですよね。もやはこけしは代名詞なんだなと。今更だけど野橋が倒れるときに「あたまー」って言うのは何なんだろ?

3.30分1本勝負
○バラモンシュウ、バラモンケイ、ザ・グレート・サスケ(15:31片エビ固め)佐々木大地、郡司歩、イーグルス・マスク×※凶器攻撃から

今日の奇跡は
・素直
・神の子(一度は逃げたのに観念したらしい)
・車椅子のおじいちゃんとおばあちゃん、来年には自力で立つ
イニシエーションの最中に、ちょうどイニシエーションやっている付近の照明が消えて、それに気付いたケイがマスターのところから離れてわりと近くにいた野橋と1号にのところに行って、はっきりとは聞こえなかったけど、多分「照明消えたんだけど」みたいなことを喋ってたんじゃないかな、試合中(?)なのにそんな素見せていいのかよと思いつつじろじろ見てたら視線に気付いたのかパッと悪い顔に変わったのが面白かった。いいモン見ました。結局照明が消えたのはケイ曰く「マスターの奇跡」という話に落ち着きました。
先発の大地対サスケで5分以上。バラモンはいつもどおり「レスリングじゃなくて奇跡を」みたいなことをわーわー言ってて、反対側ではセコンドの野橋が「返せるよ」とか大真面目なアドバイスを送ってて、この対比がなんともシュール。
ムーの太陽劇場フルコースでそれに加えてイーグルス劇場でもう胸焼け。バラモンのボーリングコールの先走りは珍しくないけど、イーグルスの新必殺技ディスイズホームスチールも先走りする客が出てくるようになったんだなと。先走りは映画館でネタバレ解説するのと何も変わらん。ケイが「アウトー」って、バラモンが相手のネタに乗るってのも何気に珍しい気がします。
場外乱闘収束してボーリング攻撃に行くのにミニマスターが気を引くためにデューク佐渡レフェリーとモメてて、その後ろのリング上ではボーリング攻撃っていう絵面はカオスでした。
ニューフェイズやろうとしたら大地が排除されちゃって、イーグルスが「わしと郡司でニューフェイズ!」って郡司もノッてたけどそれでいいのか!結局失敗したけどね!

マスターのありがたいお言葉を聞くのも久々。
マスター「高校野球、花巻東が勝ちました!」おっ、勝ちましたか!
マスター「高校野球、ビッグブルズ、そしてみちのくプロレス。いつから岩手はスポーツ大国になってしまったのか?!」シュウ「…いいことじゃないですか?」
マスター「そんなスポーツ大国岩手の第一人者はだーれだ?」シュウ「…マスター?」マスター「…ブー」私もサスケだと思いましたが。
マスター「正解は、ご当地北上出身の藤原喜明さん!」お客さん「ああ~」バラモン「そおーだったあー!」(ひっくり返る)
マスター「みなさんお盆でお墓参りに行くと思いますが、ご先祖様に手を合わせるときは、まだご存命ですが、藤原善明さんにも手を合わせましょう」
ありがたいお言葉を残してマスター退場。シュウ「僕ら我々を残して帰るのはやめてください」バラモンの「僕」久々に聴いた~!言い直したからウッカリだ!シュウ「いいかお前ら、まだご存命だけど(中略)うじ虫になるぞー!」

1年前と同じことをやっているというのもすごいですが、後楽園大会を終えて一周したのか初心に立ち返ったような内容で単純に楽しめました。

4.30分1本勝負
○TAKAみちのく(15:11ジャストフェイスロック)日向寺塁×

10.10に同会場で大会を開催するKAIENTAI DOJOのTAKAみちのくが特別参戦。塁とのシングルマッチということで今大会一番の注目カード。
塁、コテンパン。あそこまでグラウンドでネチネチやられるとは。TAKAはいつものコミカルな面を見せず。ブレイクしたときに体勢を立て直せない塁を見てTAKAがレフェリーに「おい、立てねえぞ」って言ったのも素っぽかったし。TAKAが大地なんかとやるときに感じる「厳しくもあたたかく」の「あたたかく」が一切感じられませんでした。見方を変えれば、ハナから下に見ずに同じ目線で戦おうとした、ってことなんでしょう。こわいTAKAを見ました。
後半戦入ったあたりで塁もやっと反撃開始、ライオンサルトにダイビングエルボーにスピアーにラリアットにと一気に畳みかけたのはよかったんですが、掟破りのケブラーダに失敗してマットにアゴ強打。すごい落ち方だったのでヒヤリ通り越してドキドキしてしまいましたが、大事には至らなかったようで。成功したら見せ場になったのになあ。
ジャストフェイスロックで終わったのもTAKAがグラウンドにこだわり抜いたように感じました。
試合後、TAKAはマットに伏せたままの塁をしばし見下ろしていましたが、結局声をかけずにリングを降りてしまいました。
あまり後味のよい試合ではありませんでしたねえ。
そういえば塁のコスチューム変わりましたね!パンタロンじゃなくてブーツにインするロングタイツになってた。サイドもファーじゃなくなったし。ただのジャージに見えなくもない。

5.剣舞地元凱旋・時間無制限1本勝負
○南野タケシ、卍丸、ken45°(12:14ライガーボム)剣舞、ヤッペーマン1号&2号×

飛ぶ鳥をさらに飛ばす勢いで勝利を目指してハリキル剣舞が先発を買って出ました。
感心したのがkenのロープワークが速かったこと。kenにはとくに俊敏に動くイメージがなかったので、剣舞ともこういうことができるんだなと。
で、狙われてしまうわけですが、剣舞には申し訳ないけど、剣舞のボディスラムの叩き付けられっぷりは見ていてほんっとに気持ちがいい!かける方も気持ちいいでしょうね~。
バッドボーイはうまく入れ替わり立ち替わりで剣舞を逃さず。6人タッグだとバッドボーイの控えの二人が試合そっちのけな感じで喋ってたりするんだけど、あーまた喋ってるなーっと思ったらヤッペーマンズが救出に入ってきたタイミングですぐに舎人もリングに入って排除にかかったのを見て、試合に集中してないようでちゃんと見てるんだなと感心しました。
後半で見せたヤッペーマンズの連係は相変わらずお見事。シヤキーンで押さえて蹴らせるのとかね。ヤッペーマンズの連係プレーはもっと見たいなあ。
ゴールデンウィークツアーがそうだったので今日も卍丸のフルコースでフィニッシュかなと思いきや南野の豪快なライガーボムでフィニッシュ。1回目持ち上げられたところで剣舞が南野の頭にしがみついて阻止したんですけどね。2回目で沈んでしまいました。

勝利しながらもさっさとリングを降りるバッドボーイの面々。相変わらず冷めてんなーとか思って見てたんですけど、南野が笑顔でkenを追いかけてkenの肩を両手でギュッと掴んだのがほほえましかったです。

リング上ではうなだれたままマイクを握る剣舞の姿が。「僕のせいで負けてしまいました」と反省を述べる剣舞に「おまえのせいじゃないよ!」とヤッペーマンズ。お客さんからも健闘をたたえる拍手が起きると「僕たちの元気が出るようにもっと拍手を!」大きな拍手が起こると「元気出たぞー!」すっかり元気を取り戻した剣舞は「もっと強くなって~剣舞が~来年も~北上に~帰って~来~る~?」客席が微妙な空気になったところで「海外武者修行に出ている僕のパートナーの決め台詞でシメたいと思います。皆さんご存知ですよね?」1号「誰も知らねーよ」いや知ってるよ!「僕がなんたらかんたらと言ったら絶好調ー!と言ってください」最後は全員起立で絶好調ー!でシメました。無理矢理ハッピーエンド?!

いつも感じることですが、矢巾から近い北上でさえおらが村の体育館に来たゾ感がすごい。土地土地の空気ってあるよなあーとつくづく感じました。余談ですが、ボクシングのポスターが町中にあふれかえってて、どういうことかと思ったら世界チャンピオンの八重樫東選手の地元だからなんですね。これもまた北上ならでは。

長期欠場となってしまったハヤトの穴はどんなもんかなとも思いましたが、とくに感じませんでしたね。いいことなのか悪いことなのか。

ところで去年の今頃三ちゃんがkenに命令されてロッキンファイトの宣伝を一生懸命してたような記憶が…?ってそれカツオだ。カツオは結局フェードアウト?ついでに三ちゃんもフェードアウト?もうみちのく三ちゃんねる見てない。見る気もしない。
プロレス観戦記 | CM(2) | TB(-) 2015.08.30(Sun) 00:31

2015/08/23(日)みちのくプロレス「道場プロレス2015・8月シリーズ・第2回」@滝沢市大釜幼稚園体育館 観衆:77人

開場時間過ぎてるはずなのに開場待ちの列があったのでおかしいなとは思ったんですけどね。お時間になったのに始まらず。試合開始が遅れる旨アナウンスがあり結局10分押しでスタート。珍しいこともあるモンです。
本日は道場プロレス実行委員長・大柳錦也氏提案によるコスチューム交換きせかえマッチということで前説は大柳先輩が担当。出囃子は異邦人じゃなくてベルばらのアニメの主題歌。「今日はルイ16世のお誕生日です」なんでその人選?と思ったら、ルイ16世の経歴紹介で「フランス革命によりギロチン…ギロチンドロップ?」とボソッと、これが言いたかったのかなと。
本日の試合形式について簡単に説明。誰がどのコスチュームで登場するかは出てくるまでわからないと。「私はいつも道場プロレスの企画のことしか考えてません」道場プロレス以外の試合や土地家屋調査の仕事をしているときはいつもうわのそらなのかと思うと笑えます。
日程告知では8.30のOOGAMANIAについて「野橋を助けてやってください」ってそんなにチケット売れてないのかね?
「今日は始まるのが遅れてしまったので歌はありません」歌のない道場プロレスなんて…。

本日のジャンケン大会の賞品は、パスタオル、ポスター3本、お菓子3袋でした。

大柳先輩一旦退場して試合開始。

1.大柳錦也プロデュースコスチューム着せ替えマッチ20分1本勝負
○日向寺太郎*日向寺塁、のはしあゆむ*のはしたろう(16:07片エビ固め)気仙大地*気仙沼二郎、佐々木塁*佐々木大地×※ゴリークラッシュ

最初に流れてきたのは大地の曲。出てきたのはなななんと沼ちゃん!前説大柳先輩だったから沼ちゃんは今日もお休みでてっきり昨日のメンバーでやるのかと思ったのでビックリ!大地の若々しいコスチュームは沼ちゃんには全く似合いません!ていうかよく入ったね。コスチュームは似合わないけど、登場して雄叫び、リングインして雄叫び、と、沼ちゃん本人は大地になりきってるご様子。
続いて郡司の曲が流れて「のはしたろう」って先にアナウンスするなよ!アナウンスどおり野橋登場。野橋も両腕を広げて雄叫び、ダッシュでリングインして、気合いの連呼、と沼ちゃん以上に郡司になり切ってました。
お次は塁の曲で大地登場。あの奇抜な入場アイテムは塁だから許されるんだなと思い知らされました。大地もエプロンサイドでのけぞったり、コーナーに上って陽気にアピールしたりとこれまたなりきってました。
最後は野橋の曲で塁登場。塁の股旅スタイルなんて最初で最後だろうな。野橋の入場シーンには欠かせないトップロープ飛び越えを披露しました。
全選手リングに出揃ったところであらためて、なんだこの絵面。試合に先駆けてお客さんに向けての記念撮影のサービスがありました。
リングコールでもしっかりなりきる面々。なんかチガウ沼ちゃんとだいたい合ってる野橋が面白い。最初に塁がコールされたんですけど、無意識に大地を見てて、塁が手を挙げたからあ、こっちかって。いやでもここまでなりきるんならコスチュームだけじゃなくてキャラクター交換マツチでもよかったんじゃない?!お客さんも声援間違っちゃう感じの。選手も二人とも返事しちゃう感じの。
大爆笑の入場シーンから一転、試合はまともに始まりました。野橋はこれでもかと気合いを発しまくってましたが。
入場時には気付かなかったんですけど、試合を見ているうちにだんだんと…必要以上に黒く、美しく鍛え抜かれた体に赤いロングタイツ…拳王が大釜に帰ってきたような錯覚に陥ってしまいました。大地のことなんですけどね。まじで顔見切れた写真なら「これ拳王でしょ?」ってなるくらい拳王でした。
この試合はあくまできせかえマッチなだけであってファイトスタイルまで交換するわけではないと頭でわかっていても、野橋が沼ちゃんのリストを取るとそのままコーナートップに上ってアームホイップでもするんじゃないかと思ってしまいました。まあねーさすがにねーできることとできないことがあるからねーとか思ってたのに、試合が進むにつれてムーブを取り入れだす面々。野橋はミサイルキックと場外プランチャ。ミサイルキックは郡司だって負けてませんが、野橋の場外プランチャは本家では見れないような見事なものでした。
沼ちゃんはトラースキックとノーザンライトスープレックスに挑戦しましたがどちらも成功せず。大地ってばなにげに難しいことやってるのね。
塁は野橋に促されて倒れこみヘッドバッド。どうしてコーナートップからはエルボードロップじゃなくてスプラッシュをしたのかがわからなかったんですけど、もしかしてダイビングヘッドバットやろうとしたのかも。覚悟決めきれなくてスプラッシュになっちゃったとか?
問題は大地。フライングボディアタックをかまして「フォー!(地声)」しかもこれを三方向にやった挙句「みなさんもご一緒に!」調子に乗った大地は「俺そんなにしつこくやらない」と塁に強烈なビンタをかまされてマウントでタコ殴り。よほど腹に据えかねたのか、止めようとする大柳レフェリーを突きとばす塁。これが大柳レフェリーの逆鱗に触れてしまい、大柳先輩のヒップアタックが塁に炸裂!「コスチューム履いてないじゃない!」と沼ちゃんからの指摘を受けるとズボンを脱いで「履いてます!」控室からコッソリ拝借したってこと?!大柳先輩はヒップアタック連発で塁にお仕置き。塁も反省したことでしょう!
その後、大柳先輩はレフェリー業務に戻ったのですが、ズボンが足元にたごまったままで機敏に動くもんですから笑いながらもヘンに感心してしまいました。しかも終盤だから試合の流れだって速くなってるのにね!
ここまできたらフィニッシュもなりきりで来るかな?!とちょっとばかし期待もしましたが、塁のゴリークラッシュでフィニッシュ。大柳先輩がズボン脱いだ時点で大柳先輩の卍固めでフィニッシュとかありえなくもないと思ったのでまともに終わっただけ良しとします。

試合終了、大柳先輩は足元にズボンをたごませたままマイクを取りに行き疲れ切った面々に「お疲れ様でした」大地に向き直ると「大地はやりすぎたな」塁「フォーは1試合につき1回」大柳先輩「次は気を付けるように」野橋「…エッ、次もあるの?!」明言はしなかったけどどうなることやら。あらためて大地に「負けてしまったけど、対戦相手の気持ちを知ろうとすることは大事なことだから、この経験を生かしてタイトルマッチがんばれ」とエールを送りました。「すごいいいこと言ってるのにその格好」と野橋にツッコまれてようやくズボンをはきなおしました。でもその後にトイレからオムツ丸出しのおチビちゃんが戻ってきたので大柳先輩またスボン下げて「おそろい」アピール。やさしいけどアホだ!
「みなさん今日は何の日か知ってますか?」…ルイ16世の誕生日?「みなさんテレビ見ますか」無反応…。沼ちゃん「こりゃ見てないな」大柳先輩「今日は24時間テレビの日です」沼ちゃん「よりによってウチと一番縁のないテレビ岩手」大柳先輩「みんなでサライを歌いたいと思います」えええええ?!沼ちゃん「ちょっと待って、みんなサライ歌える?少なくとも俺は歌えないよ」大柳先輩「歌詞カードを用意してきました」沼ちゃん「ええええええ?!」本部席から歌詞カードが渡されてもう言い逃れできません。「みなさんも一緒に歌ってください」沼ちゃん「お客さんこそ歌えないよ!」で、曲がスタートしてリング上ではマイクを回して歌い始めました。大柳先輩めっちゃ上手い!と思ったら、いわゆる「まま音」でした。私がそうなのですが、他のお客さんも歌えるほどは知らないようで…そんなビミョーな空気を打ち破ったのは、はいそうです、佐々木大地です。声量はあるしリズム感は悪くないのに音程が壊滅的というおなじみの歌声を披露してくれました。もちろん笑顔全開で。いや大した度胸です。歌い慣れてる沼ゃんはともかくとして、大柳先輩と野橋は声があんまり聞こえなかったもの。(きっと二人も歌えるほどは知らなかったのでしょう)
と、無理やりハッピーエンドなムードに持ってって最後は大柳先輩の音頭で「不滅だー!」でシメました。

いやー。久々のトンパチ興行でした。予告だけでも面白くなりそうとは思ってたけど、ここまで大柳先輩がやりたい放題になるとは。サライのくだりは大柳先輩的には感動を演出したかったのかも知れませんが、大地がいる時点で土台無理な話です。「本人が真面目なほど面白い」な空気を感じました。実験的な試合形式の中には正直ハズレだなと思うようなものもありますが、今回は大当たりでしたね。
プロレス観戦記 | CM(0) | TB(-) 2015.08.28(Fri) 23:14

2015/08/22(土)みちのくプロレス「道場プロレス2015・8月シリーズ・第1回」@滝沢市大釜幼稚園体育館 観衆:57人

今日は近場の花火大会と被っていたので集客どんなもんかと思いましたが、さほど影響は無かった模様。

本日の前説は野橋が担当。喋り始めたと同時に花火も始まりました。マイクを通した声がかき消されるくらいすごい音。近場ったって直線距離でも数kmはあるはずなのにこんなに響くものなのかとオドロキ。スタッフのみなさんは野橋の前説そっちのけで外で花火を見ていたようです。「みなさん花火には行かれないんですね?花火じゃなくて道場プロレスを選んでくれてありがとうございます」と野橋。「無事に夏休みシリーズも乗り切りました」「学校はもう始まってるんですか?僕兵庫なのでよくわからないんですけど」始まってますよー。
告知では、9月半ばの道場プロレスはイベントプロレスが入って中止、そりゃ望ましいことで。何度でも書くけど道場プロレスは興行のない週末に行われるものなので道場プロレスなんて無い方がいいんですよ!嫌だけど!
大柳先輩が前説の時は歌うので野橋にもチョッピリ期待したのですが「沼二郎さん不在なので歌はなし」

「花火の音をバックに元気よくジャンケン大会!」本日の賞品は、タオルセット、ポスター三本、お菓子三袋でした。1回目で10人まで減ったのに2回目ではたった一人負けただけで9人までしか減らなかったというミラクルが発生しました。ていうかオオガマックス手の内読まれてるがな。

1.20分1本勝負
△佐々木大地、郡司歩(20:00時間切れ引き分け)大柳錦也、日向寺塁△

7月のツアーで大地がひと皮剥けたという週プロの記事を読んだ先入観があってのことかもしれないけれど、この試合の大地からは相当ながむしゃらさを感じました。デビュー当時の方がよっぽど落ち着いていたというか冷めていたというか。まあ、今思えば落ち着いていたのでも冷めていたのでもなくて「こなす」ことで精いっぱいだったのでしょうが。
さすがに15分フルタイムで戦うと大地と郡司それぞれに見せ場がありまして、今日は大地が捕まったかと思ったら後半では郡司がキッチリガッチリ捕まりました。
大柳先輩も塁もこれでもかってくらい手厳しく、塁はまだ余裕な顔を覗かせてたけど、大柳先輩でもこういう表情を見せるんだと思うほど手加減なし。
ニューフェイズもなんとか喰らいついていこうという気概が終わりの方になってもしっかり見えたけど、もう最後の2分くらいは気力だけでなんとか動いてるという状態。それでも塁のライオンサルトから大地がフォールされたところに郡司がカットに入って大地も肩を上げてたのには燃えた!
ニューフェイズは連係も見せたけど…このふたりはホント無理に連係しない方がいいんじゃないかと!敗因になりかねないような気がするのです!とくにニューフェイズ(技名)なんて相手の一人を排除しきってからじゃないと決められないじゃん。今回も当然決まらず。そして郡司は場外プランチャがちっとも上手くならない。
残り時間も少なくなり、これはも引き分けまで持っていけるんじゃないか?という期待が会場を包みましたが、そんな空気の中でも大柳先輩のニードロップに続く塁のダイビングエルボーがいつもの溜めもなく間髪入れずというところに時間内になんとか決めたいという意志を感じました。大地が大柳先輩に卍固めに捕らえた横で塁は郡司にカンパーナ。そして大地がなんとか耐えきって試合終了のゴング。

お客さんの終了ゴング間際の声援やら試合後の拍手やらの反応から見るに「よくぞ引き分け持ち込んだ!」な風だったけど、引き分け > 負けじゃないんだよね。引き分け=負けなんだよね。百歩譲っても引き分け>=負けでしょ。内容からは「お茶を濁された」とは思わなかったし、私も「よくぞ引き分け持ち込んだ!」とも思ったけど、初防衛戦を控えて負けるわけにはいかないとはいえ「引き分けだなんてチャンピオンとしては情けないぞ!」が正しい感想なんだろうな。
起き上がれないニューフェイズとは対照的に大柳先輩も塁もピンピンしてたのが情けなさに拍車をかけていました。二人も「こんな状態じゃ俺らが勝ったようなもんだろ」とでも言いたげ。
そんな二人に大柳先輩からお説教。「連係もそうだが、お前たちはまだ足りないものが一つ、いや二つ、…三つ?三つ以上ある!」「相手のことをよく知るためにも、明日はコスチュームを交換してきせかえマッチを行います」…エッ?死にそうな顔してた郡司まで「エッ?」って、ちょっと笑ってるし。動揺を隠せない面々、塁「もちろん大柳先輩も参加するんですよね?」大柳先輩「コレ(黒パン)じゃあ面白くないので私はレフェリーです(=野橋が参加します)」異議をとなえる面々に「私が実行委員長だ!」職権乱用!「コスチュームは各自洗濯しておくように!」野橋「コレ(レフェリーシャツ)もちゃんと洗濯しておきます」最後は不滅だー!でノーサイド。

野橋はOGAMANIAと同時開催する「大釜よ市」のチラシを配ってお見送り。塁とニューフェイズは外でお見送りに立ちました。

まさか今日の試合が明日に繋がるとは!しかも企画モノ!オオヤナギ夏の黒パンまつりに米川ランブルに…コスチューム系は楽しい企画を思い出すので今度の企画も期待しちゃいます!
プロレス観戦記 | CM(0) | TB(-) 2015.08.28(Fri) 22:58

東京宝塚劇場の当日券に並んだ話

宝塚の東京公演はいつもチケットが売り切れているので「よし明日見に行こう」と思ってもチケットが手に入らないんですよね。
ただし。東京宝塚劇場は2階席最後列の42枚は必ず当日券として売り出され、それが完売すると立見券が49枚売り出されるので、まるっきり望みナシというわけではないんです。
で、どんなモンかと調べてみると始発で行くべきとかなんとか…そんなに厳しいの?!
ま、イチかバチか、行ってみるかと。といっても始発で行くほどの気合いは持ち合わせていないので早く起きれたら程度の気持ちで。取れなかったらキャトルレーヴと宝塚アンに寄って帰るべさと。

そんなこんなで到着したのが8:10。やる気あんのかと。この日は11:00の回しかなかったので(15:00の回は貸切)、販売開始は9:30。もうすでに会場の前は人だかりで、いやこれどう見ても100人以上いるでしょ!ムリっぽくない?と思いつつも並んでみました。連日30度を超える猛暑真っ只中でしたが、この日は曇天模様で暑くもなく、並ぶにはラッキーでした。
そのうちわかったことですが、私が当日券に並んでいると思った人の中には相当数「入り待ち」の人が含まれていた模様。そのうちお揃いの衣類・小物を身に着けた人たちが歩道に並んだり、その後ろにカメラやスマホを構えた人が立ったり。これがウワサの入り待ちか!と、初めて見たのでちょっとドキドキしてしまいました。私は劇場の正面入口からだいぶ離れたところに並んでいたので、ちょうど目の前のあたりではまだ若手と思われる生徒さんとファンの方とのこじんまりとしたふれあいが繰り広げられていました。「今日の服は~」なんてお話までしてくれるんですね。一方、劇場の前の方に目をやると同じ色の服を着た人がわんさか。きっとトップクラスの生徒さんを待っているのでしょう。
そんなこんなで次から次へと生徒さんなんだろうなと思う人が通るのですが、いかんせんみなさん「明るい髪色のショートヘア、スレンダーなパンツ姿、サングラス着用」なもんですからみんな同じに見える…。ところで娘役は?と、あれやこれやモヤモヤしはじめたので隣り合った方に話しかけて更にその隣の人も巻き込んで色々教えてもらいました。娘役さんは普通に歩道を歩いてるんだそうで。残念ながら「若手はわからない」とのことでした。並び始めたときは1時間半長いなあとか思ってたんですけど、入り待ち眺めつつ、隣り合った方々とお話しつつ(といっても8割方私が質問攻撃してた気がするけど)、おかげさまであっという間でした。
いよいよ販売開始。入り待ちも終わり人もだいぶはけて係の人にも何も言われなかったから大丈夫だよねーなんて最初は思っていたのですが、「指定席の販売終了しましたー」えっ、まだこんなに前に人がいる!ヤバイかも?と急にソワソワ。そしてなんとか立見をゲット!49枚に対して30番台だったのでセーフ!って感じですね。あとちょっと遅れていたら、私よりも早く到着していた人があと何人かいたら、取れたかどうか。ともあれ無事に当日券を購入することができました。

さて、日記はこのくらいにして、並んでみてわかったこと、立見してみてわかったことを。

■並ぶ編
・劇場付近は当日券を求める人、入り待ちをする人、誰かと待ち合わせてる人?入り混じっているので、「当日券の最後尾どこ?」と思ったらそれっぽい人に声をかけてみた方ががいいかも。
・こういう状態なので係の人も「これ以上並んでも無理」という判断はできないみたい?でも並んでたら係の人が様子を見に来て取れるかどうか危うそうな人に「取れても立見になるかも」ということを説明してたっぽい。

■買う編
・当日券の種類は、指定席・当日B席2,500円・立見1,500円。ただし立見が販売されるのは指定席&当日B席が完売したときのみ。
・どうして完売してるはずの指定席が出るかというと、関係者のために押さえていた席が不要になったから売りに出すというケースらしい。
・指定席&当日B席→立見の順で販売される。
・値段の張る指定席は当日券に並ぶような人には人気がないようで、案外後ろに並んでても回ってくることがあるらしい。
・指定席と当日B席は選べる。
・立見は選べない。真ん中を1番として、「48,46…6,4,2,1,3,5,7,…47,49」といった具合に左右に割り振られていく。
・だから並んでるときに隣り合った人と仲良くなっても気まずくなってもバラバラに観劇することになる。
・当日B席の端っこよりも立見のセンターがいいorできるだけ安い立見がいいという人は、当日B席を見送って立見を買う列に並べる。
・立見待ちの列に並べるのは当日B席販売中に窓口までたどり着いた人だけ。いきなり「立見がいいです」では並べない。
・当日B席が完売したら立見待ちの列の人が再び窓口へ。
・立見が完売したら、キャンセル待ちの券が配布される。
・キャンセル待ちの券が配布されるのは完売後なので、いきなり「キャンセル待ちがいいです」では貰えない。が、「立見イヤなのでキャンセル待ちします」ならば貰えるはず。
・キャンセル待ちというのは、窓口で取り置きしてたのに時間までに取りに来なかったチケットを売りに出すらしい。
・立見を購入すると座席表と注意事項を書いた紙がもらえる。

■見る編
・立見は当日B席の後ろに手すりががあってそこに番号が振ってあるので番号が体の中心に来るように立つ。
・開演前に係の人がチケットチェックに来る。
・立見スペースは意外とスペースがある。肩がぶつかるような狭さではない。(そりゃ自分含めてまわりの人の体格にもよるでしょうが)
・常識的な量の荷物ならば足元に置いても邪魔にならない。
・手すりには寄りかかれるし後ろに誰もいないので圧迫感はさほどない。
・後ろに誰もいないけど通路確保のため壁に寄りかかって見てはいけない。
・座ると何も見えない。(当たり前だ)
・思ったより疲れない。休憩時間は床に座れるし、オールスタンディングのすし詰めライブに比べれば天国みたいなモン。
・座れないとはいえたったの1,500円とはとってもオトク!
・目の前に人の頭があるので落とさないようにとオペラグラスを持つ力にも手が入る。
・言うまでもなく舞台は遠い。

結論としては、
どんなに遅く行っても取れるときは取れるし、どんなに早く並んでも取れないときは取れない。
ですね。
隣り合った方の経験談によると、初日は販売開始の10時でも取れたそうです。でも初日から丸一週間経った平日は同じく10時に並んでもあと10人というところで売り切れたそうです。10時ということは11:00の回ではないので単純に比較できませんが。
私は、土日だしもう8時過ぎちゃったし、まあムリだろうなと思っていたので「8時過ぎに並んでも取れるもんなんだなー」と思いましたが、もしかしたらこれは厳しいケースだったのかも知れません。

「東京の宝塚行ってみたいけどチケットはすぐに売り切れるしオークションだと土日高いし」と思ってる人、当日券、案外イケルかもしれませんよ?!
宝塚 | CM(0) | TB(-) 2015.08.23(Sun) 01:30

ファラオは人名ではなかった!

宝塚宙組公演・グランド・ロマンス「王家に捧ぐ歌」に行ってきました。
雪→星→宙→月→花→星→宙で2回目の宙組です。前回はまだ朝夏まなとさんはトップではなかったのですが、主演だったので同じトップコンビで違う作品の観劇は今回が初めての経験でした。

今回のお話は、エジプトの将軍とエジプト軍に捕らわれたエチオピアの王女の悲恋物語。
ベースは名作オペラだそうで。名前くらいは聞いたことあるけど、エジプトの話だということすら知らず…。無知が奏して新鮮に楽しめました。
「戦いは新たな戦いを生む」「愛する者同士が愛し合える世界を」と訴える物語はテロの安保法案に揺れるこのご時世に妙に合っていましたね。あえてなのかもしれませんが。ふたりの愛の物語としてはとくに感動もしなかったんですけど、エジプトの戦士たちが剣を置いて平和な未来を願うシーンは胸に迫るものがありました。

ベースがオペラだけあって物語はほとんど歌で進むのですが、私は歌詞が全然頭に入ってこないので物語を追うのが大変でした。これまで見た舞台だと歌はモノローグというのが多かったのであまり意識したことなかったんですけど、歌で状況説明されるとすぐに「えーと…?」となってしまうのです…。ラダメスとアイーダはどうして惹かれあうようになったのかわからなかったのも冒頭で右耳から左耳に通り抜けて行ってしまったかしら?と思ったら、元々そんなシーンはなかったようで。

テーマがものすごく重くて目をそむけたくなるようなシーンも少なくなかったので、「スゴツヨ」のシーンにはなんぼか気が緩まりました。'00年代前後のCMソングを思わせる歌もヘンだけど、いくら足首まで隠れる衣装で脚の形が見えないとは娘役が脚をガバッと開く振り付けは衝撃的。この後アイーダへのリンチが始まるからろくなシーンじゃないんですけどね!
この作品、ダンスシーンが少ないんですけど、一幕の終盤だか二幕の序盤だか、だんだん増えていく菱形のスポットライトに合わせて人が増えていくのがすごくカッコよかったです。

アイーダの恋敵のアムネリス、ろくな女じゃねーな!と思ったらラストにかけて株爆上げ。ワガママなお嬢様だったのに、愛よりも国を重んじ、最後には「私が王である限り戦争はしない」と宣言。裏切られてもなおラダメスを愛していながらも無条件で逃がさなかったのも筋が通っていました。ラダメスとアイーダはひたすら愛に忠実なだけだったけど、アムネリスは物語の中でしっかりと成長していました。というわけでこの物語の主役はアムネリスです。

話がどんなに暗かろうとさすがエジプト、舞台がきらびやか!ゴールドとターコイズブルーの組み合わせは最強ですね。戦闘服もかっこいいし女官の衣装もステキだし神官はあやしいしファラオは置物だし。もう衣装見てるだけでそりゃエチオピア負けるわって感じ。こんなのが大量にいるので群舞や合唱は大迫力!凱旋で神輿に担がれてきたもの豪華さに拍車をかけていました。

そんなエジプトと対照的なエチオピア、どん底スタートだと思ったらもう二段階下があったっていうね。エチオピア王のアモナスロなんて囚われて気がふれたふりをしていたのに国が滅びて本当に気が狂ってしまうし。愛する娘には虫けら呼ばわりされるしでもう散々。せめて「国はわしのものだー!」は気が狂ったゆえの発言だと思いたい。本心ではないと思いたい。

最後、ラダメスとアイーダが事切れるシーンはなくても良かったんじゃないの?!「ご想像にお任せします」でいいんじゃないの?!忍び込めたんだからきっと逃げれるよ!とか思ってたんですけどね。wikipediaでアイーダのあらすじ読んだらそのまんまでした。

「元ネタがそうだから」と言われたらそれまでなんですけど、数少ない主要人物以外は出番が少なすぎる上に二人だけの会話のシーンがやたら多くてオペラグラスでは見やすかったけど物足りなく感じてしまいました。2番手すら誰だったっけ?ああ、ウバルドかって思うほど。むしろアムネリスが2番手なんじゃないかと。(初演はアイーダが男役2番手でアムネリスが娘役トップなのでこの見方はあながち間違いでもない?)
お芝居1本物は物語をじっくり楽しめる一方でモノによっては「もっとダンスを」とか「もっと歌を」とか「もっと個々の見せ場を!」とか思ってしまうものなんですね。
とはいえ1本物でも短いながらショーがあるのである程度は満たされます。主要男役数人の見せ場、男役の燕尾服でのダンス、娘役だけのダンス、ロケット、デュエットダンス、そしてパレードと、短くても必須要素ってのはちゃんと詰め込んであるんだなということにも気付きました。朝夏まなとさんの登場シーンが倒れた姿でせり上がってきたから転生したラダメスだと思ったらちょっと笑ってしまいました。

生徒について。

ラダメス/トップスターの朝夏まなとさんはルックスは一度見たら忘れられないインパクトがあるのに、演技も歌もダンスも良くも悪くも特徴がないんだなと、前に一度見てるのにどんな声だったかとか全然思い出せなくて、今回の舞台を見て、そういうことだったんだなと。きっとまた「どんなんだったっけ?」ってことになりそう。特徴がないというのはクセもないということなので、それで高所安定してれば悪いことでないと思うんですよね。

アイーダ/娘役トップの実咲凜音さん、歌は文句なしですが、前回見たときにえらい劇団っぽい演技をする人だなあと思ったんですけど、今回は全く感じませんでした。今思えば前回は古い演目だったので、あの劇団っぽい演技もあえてのものだったのかしら?そう思えば見方も変わってきます。

アムネリス/伶美うららさん、スタイル抜群、すらりと長い腕に目が惹かれました。いずれ娘役トップになるんだろうなと思わせる美貌と華やかさがありました。冷たさを感じる美しさは役柄にもピッタリ。ただ、歌に問題が…低音はすんなり聴けるので決して下手ではないと思うのですが、高音になると出ないわひっくりかえるわでハラハラ。歌うシーンが多い作品なので余計に気になってしまいました。

ウバルド/真風涼帆さん、星組3番手から宙組に組替して2番手になったということで楽しみにしていました。前回見たときのことはもうあんまり覚えてないんですけど、あらためて見るとさすがにカッコイイですね~。男役にも女性に見えるタイプと見えないタイプがいると思うんですけど、彼女は間違いなく後者ですね。言われなくても「あの人が2番手なんだろうな」とわかるような気がします!ただ、今回の舞台では正しい用法の役不足ってヤツではないかと…。でも真風涼帆さんが演じるアイーダなんて微塵も想像できない。

ファラオ/箙かおるさん、王としての威厳に満ち溢れたすんばらしいー歌声!声量豊かでこもった声質も私好み。セットと見紛うほどに動いてなかったのにものすごい存在感でした。

アモナスロ/一樹千尋さん、狂気の演技につきますね。怖気が来ました。

なにげに一番楽しみにしていた星吹彩翔さん、前回は役付きが良かったのかしら?今回の舞台を見る限りでは、群舞のリーダーという印象でした。彼女はみんな同じような格好しててもどこにいるかすぐにわかりますね!でも物足りなかったです…。
それから蒼羽りくさん、ウバルドの両脇時みたいな役でしたが、やはりあまり見せ場は無く…。彼女は前回見たときは七海ひろきさんの次くらいのポジションなのかなあと思っていたのですが、真風涼帆さんとの間に何人かいる感じ?全国ツアーはイマイチ参考にならないみたいです。
フィナーレの立ち位置を見ると愛月ひかるさんが3番手っぽかったけど、これまたラダメスの両脇時みたいな役でしたねえ。
気になる人ができるとあらためて強く「個々の見せ場を!」と思ってしまいます。

で、次の予定も宙組だったりします。とはいえ、私は「見れるときに見れるものを見る」というスタンスでと自分に言い聞かせてるんですけど、北翔海莉さんのせいで「見に行きたい!」という心が芽生えつつあります…。
宝塚 | CM(0) | TB(-) 2015.08.21(Fri) 23:51
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