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な…?

劇場版「PRINCE OF LEGEND」見ました~。「続きは劇場で!」ってヤツです。
ドラマ版ではつかみどころがなくて一切好感の持てなかったヒロインの全貌があきらかになったわけですが!
ハナから果音は奏と運命の赤い糸で結ばれていましたーってことで京極兄は噛ませ犬でした。果音が奏に思いを寄せるきっかけとなった出来事自体は納得できるけど、あんなにかたくなな態度をとってしまった理由を想像するに、果音は奏が自分を全く覚えていなかったことに相当なショックを受けたのではないかと。果音にとっては忘れがたいエピソードだけど、奏にとってはあんなの日常茶飯事、いちいち覚えているような出来事ではない。そこでショックを受けるのは当然としてもああいう態度を取ってしまう果音も案外自惚れ屋さんだな。
「男の妄想押し付けないでもらいます?」という決め台詞には男の妄想を押し付けられて嫌な思いをした過去があるのかと思ってたけどとくになかった。余計になんなんだよこの台詞…。
劇場版見たら果音の印象変わるかなと思ったけどべつに変わらなかったわ。
あと奏もなあー果音の気持ちが自分にあると知ってから行動を起こすってのが安パイ取りに行ったみたいで嫌。京極兄とのデートを聞きつけてブチ壊すくらいの気概見せてほしかった。
両想いでハッピーエンドなはずなのになんかすっごい他人事…。
恋愛パートは本筋じゃない!本筋は王子パートだ!ってことで今回の見どころはなんといっても「伝説の王子選手権」!これがもーーーばかばかしくて最高。壁ドンやお姫様抱っこの彼女役の女生徒はとんだ役得だ!京極弟がウインク全然できてなくてかわいい~。
アクション対決では中の人の身体能力がうっすら見え隠れ。やっぱり踊れる人は強いね。デート対決はキャラクター重視なのはわかるがかなり微妙なプランも…。バスケデートなんてやってるところ見てるだけとかナイナイ。
デート対決で奏が果音にキスしたから反則負けかと思ったら奏優勝でなんじゃそりゃ。てかさー、キスシーンははもっと大切に扱おうよ!それ以上があるならともかくないじゃん。それなのになんでこんなに粗末に扱うの?!そんなにチュッチュチュッチュされたらようやく両想いになってからのキスにも感慨も何もなくなるわ!せめて奏とのキスは最後だけにできなかったのか?!バチェラー・ジャパンを見習え!
選手権後に生徒会長が果音の名前をすっかり忘れてしまったというのがなかなか衝撃的で、あまりにも見事な未練の断ち切り方に見てるこっちもスカッとした。いつまでも想い続けてるなんて辛いもの!
相変わらずツッコミどころ満載で不満も満載だけど楽しめました。どこがイケメンかわからなかった片寄涼太も愛着わいてかわいいと思えるようになったし!なにより本業を垣間見れる弾き(?)語りシーン。こーいうのにクラっとくるんだよね!わかるわかる。それとメンディー沼が両手を広げて待ち構えてる気がするけどマジでヤバそうなので近づかないようにします。こういうので楽しむ程度にしておきます。
ラストシーンはしっかり次作につなげてあってこれも見るしかないでしょ!今度はホストなの?!…最新作劇場公開中だけどテレビ版のレンタルまだ新作だし劇場版もレンタル待ちでいいや。(貧乏人)
映画 | CM(0) | TB(-) 2020.03.24(Tue) 21:32

な…

「HiGH & LOW」よりも先に「PRINCE OF LEGEND」に手を出してしまった…。
映画館で劇場版の予告見たときにメンディーのインパクトと「王子が大渋滞」という意味不明なキャッチコピーが忘れられず…。
コロナウイルスの影響で楽しみにしていたイベントが潰れて心がすっかり弱っていたところについうっかり…。
まずは無印のドラマ版を見ました。期待以上に面白かったです。何度声をあげて笑ったことか。大荷物を抱えて階段に難儀している少女に出くわして荷物だけならず少女までお姫様抱っこして階段上り始めたのは何事かと。ヒロインの所在を訊かれてお礼とウインクに失神するいつもの3人組に混ざりたい。
王子を中心とした各チームがパラエティに富んでで楽しい!「どこか抜けたご主人様にしっかり者の従者」という関係性が大好物なのでどのチームもおいしくいただけます!
推しチームは生徒会!会長ムキムキだしメンディーは包容力の塊だしラッパーアゴだしヒューマンビートボックス七三だし大好き。
王子は見た目だけなら京極兄がぶっちぎりだけど中身が嫌。むしろ弟なんだよね。弟は側近だと思ってたけど王子にだってなり得る?であれば弟に頑張ってほしい~!もっと自分に正直に生きて!兄のためだけに生きないで!
ヒロインを狙う様々な動機の中で一目惚れとはいえ「泣いている女性を守れる男になりたい」という理由も含めて一番純粋でまともなダンス王子を応援すべきとは思うんだけど如何せんキャラクターが薄い!まわりが濃いからその薄さはもはや個性?
感心したのが二人の「大人の男性」の描き方。ヒロインを争う立場である王子として登場するんだけど、かたや「俺が欲しいのは王子の座だけ」かたや「兄貴分として大切な妹分にふさわしい相手を見極める」と、二人ともヒロインを恋愛対象として見ていないという設定にしてあるんだよね。メインターゲットが女子中高生だと考えるとコンプライアンスしっかりしてるなーと。少女が大人の男性との恋愛に憧れるというのはよーくわかるけど、大人の立場としてはそういうのは好ましくないのでね。
とはいえキスシーンのひとつやふたつありまして、絶対唇切るだろ最悪前歯欠けるぞな事故チュー含めてヒロインは早くも二人の王子と唇を重ねているわけですが!ふと、こういう少コミ展開な「強引なキス」ってよく見るけどヒロインメンタル強すぎない?関係を築けてない人にそういうことされてもそのとき動揺するだけで翌日にはケロっとしてるじゃん。トラウマものだろ普通。布団の中で震える日が続いてもおかしくないって。と、急に冷静に考えはじめる私。
ていうかヒロインなあ。心置きなく王子たちにキャーキャー言いたいのにヒロインが邪魔をする。本来、逆ハーものおいてのヒロインは「私たち」となる存在だと思ってるんだけど、乙女ゲーならまだしもこうして第三者視点の物語にするとヒロインに人格を持たせるのって難しいものですね。「私たち」にするには美しくてはいけないけれど美しくないと「無条件にモテまくる」に説得力を持たせるのが大変。本作のヒロインにはその説得力がない。
じゃあ「私たち」という見方をやめて「彼女」としたところで全然好感が持てないんだよ…。わけもわからず迫ってくる王子たちに対して塩なのはべつにいいんだけどいかんせん友達も家族もいないからオフの姿が全く見えない。意外な一面を見ることができない。タバコ吸うんだーなんてそんな意外な一面は見たくない!「施しは受けない」と言いつつも労働力に見合わない報酬は受け取るんだー…ってのもね…。
あとこれは個人的なこだわり以外の何物でもないんだけど、王子たち揃いも揃って身長高いからヒロインの身長では並んだ絵面が美しくない。メインが生徒会長ならまだしもツートップが183cmに185cmじゃあ167cmはないとサマにならない。もう「私たち」じゃなくていいからせめて夢を見せて!
まあー彼女の過去をにおわせるドラマ版の引きはよかったから劇場版に期待ですな!ヒロインこそ王子にふさわしいのか?!って感じですわー。
映画 | CM(0) | TB(-) 2020.03.21(Sat) 00:38

aweawe

最近見た映画。

・メン・イン・キャット
仕事一筋で家庭を顧みない男が娘の誕生日プレゼントに買った猫とひょんなことからに入れ替わってしまう話。
猫の日なので猫の映画を見ました。猫でっかくてモッコモコでかわいい~~~。猫になっても味覚って変わらないのかな?ラグやバッグをトイレにするの笑った。
娘が猫とのダンスでパパだと気づくくだりがいい。息子の文字通り命がけのパフォーマンスにもグッときた!「仕事一筋で家庭を顧みない」なんてダメな父親の典型なのに息子は父親を尊敬していて娘はパパ大好きなんだよね。不思議な親子関係。
前妻の娘に意地悪された娘が「母親同士が友達だからよく会うけど友達じゃない」と返したのはちょっと切なかった。仲直りのエピソードもないし。
本筋は単純だけど「猫は9つの命を生きる」がよくわからなかった。ラスト時点での9つ目の命は誰の命なの?「肉体としての死を迎えたら一生猫のまま」だとしたら猫の状態で自分で死んでしまえばよくない?元に戻れたのも猫が先に死んだからでしょ?ハッピーエンドなのは猫が生きてた…というより9つ目の命をスタートさせたからだよね。でなけりゃ結構後味悪いぞ!

・ウインド・リバー
ネイティブ・アメリカンが多く住む地で猟師をしている男が家畜を襲ったピューマを追う途中に雪原で友人の娘の遺体を発見する話。
リーアム・ニーソンだと思って見てたら違う人だった。並べて見たら全然似てない。
「環境に文句言ったってそれに甘んじているのは自分の責任」というメッセージが痛いほど伝わってきた。文句を言う男の妹は勉学に励み、別の文句を言う男の同僚には恋人がいる。環境から抜け出せないのは努力しない自分のせいだ。
事件のきっかけとなった男に対して「友人の娘と同じ目に遭えばいいのに」と思って見てたから思い通りの展開にスッキリと言いたいところだけど、友人の娘の最期そのものだと思うと…。
主人公の娘にしろ友人の娘にしろ、ネイティブ・アメリカンでなくて白人だったら事件は起こらなかったのだろうかと考えてしまう。

・ワンダー 君は太陽
人と違う顔で生まれて自宅学習を続けてきた少年が10歳を機に学校に通い始める話。
悪意を見るのは辛いけどオギーが乗り越える壁としてそこらへんもきっちり描かれていてよかった。でもその壁というのはオギーだけでなく取り巻く人の壁でもあるんだよね。反省を見せたからこそ余計に後味悪すぎる退場をしたと思ったジュリアンが修了式にちゃんといたのには心底ホッとした!ジュリアンも戦ったんだんだね!
オギーがジャックから離れたきっかけの言葉がどうしても許せなくて、オギーのことが大好きならなんでそんなこと言っちゃったの~~~?!と思ってたけど、調子に乗っちゃっただけなのね…。そして仲直りのシーンでその言葉で笑い合えてるってことはただの軽口ってことか。ま、まあ仲直りしてよかった!これホント!
他校合同の野外活動で誰もオギーを怖がってないのはきっとハナから「オギーが友達と遊んでいる光景」が目の前にあったからなんだろうな。いじめっこたちと一緒にピンチを乗り切って仲良くなっちゃってんのが男子~~~~!という感じでたまらん。
子どもが主人公の映画を見るとどうしてもまわりの大人に心を重ねてしまう。オギーがジャックと一緒に校門を出てきたのを見たときの母親の表情がもう…わかる!わかるよ!自分が「惑星」であることを自覚しているお姉ちゃんに対して「あなたが一番大好きよ」と言い切るおばあちゃんの存在も心強かった。

・モアナと伝説の海
南の島の少女が不作・不漁の原因を見出し半人半神の英雄に協力を求めて女神に心を返しに行く話。
マウイ!エロい!ブサイクだけどめっちゃイケメン!吹き替えイケボすぎて笑っちゃうけど。舌打ちウインク指差しの三点セットには失神するでしょ。シャークヘッドマウイのフィギュア欲しい~。ミニマウイもカワイイ!マウイと別人格なのがいいね。
日本版ポスターは詐欺でマッドマックスだと言われてたけど本当だった。海賊にちゃんとドンドコ鼓舞部隊いるし。
モアナに対するマウイの扱いって考えてみれば相当ひどいんだけど、海がフォローしてくれてるしモアナも負けん気強いから笑って見てられる。…ってこれとほとんど同じ感想を「ウォーターワールド」で書いたような…。
テ・カァ=テ・フィティは衝撃だった。釣り針への執着を捨てたからこその勝利!と思ってたのに新しい釣り針にズコー。でも釣り針ないと変身できないもんね。よかったね。
そーいえば助けた亀が恩返しに来ると思ってたのに来なかったわね。

・トイ・ストーリー2
何回か見てるけどテレビつけたらやってたので途中から。
すでに捕まったところから見始めたんだけど、CGがCGだとわかることにまず驚いたね!でも見てるうちにCGまるわかりな世界に違和感なくなっていくから不思議。アルのキャラさっぴいても人間の造形はまだまだ気持ち悪い…。
続編を見てる状態で見るといろんなセリフが切なく聞こえる。「俺たちを大学に連れてくか?」当然そんなことないわけで。ジェシーがアンディの妹の存在に大喜びしてたけど、こっちはエミリーとの辛い思い出を繰り返すことになるのがわかってるからなんともかんとも。
バズとジェシーがいい関係になったのは3からだと思ってたけど、すでにバズからアプローチ仕掛けてたのね。やるじゃん!
…4でも思ったけどアメリカには「拾い物を届ける」という習慣がないんだろうか?
映画 | CM(0) | TB(-) 2020.03.20(Fri) 00:27

72

映画「ミッドサマー」見てきました。
今まで見た映画の中で一番ってくらいおぞましかった。天国の皮をかぶった地獄。グリーン・インフェルノならぬホワイト・インフェルノ。主人公たちをストレートに食料としか見てなくて騙したりしない分グリーン・インフェルノの方がまだマシ思えるくらい。陽射し降り注ぐゴア描写も強烈。
次々と姿を消す外部の者たちの行く末は容易に想像できたけれど、「適齢期には一旦村を出る」「血が濃くならないように外部の者を招いている」などの現代的で常識的な考え方や、女王を決める儀式のいわれに「生贄」はないものだとずっと思ってた。だからそのものずばりな「生贄」という言葉を使った種明かしに絶句。多くの外部の者を連れてきてくれたと表彰されるペレの姿にハナから騙す気満々だったのかと。
コミューンの数々の風習は到底理解の及ばないものばかりだけど、「死におびえるより名誉の死を遂げ次世代に命をつなぐ」という説明になるほどなと思ってしまった。主人公の恋人が「外部の血」として選ばれたのが少女の一存でなければ王族皇族の結婚だって似たようなものでは。
最強におぞましいのは「聖なる者」を意図的な近親交配によって作るという風習。いくら近親交配でも健常者同士でいきなりあのレベルが生まれるとは思えない。ということは「聖なる者」の血筋があるのではないかと。
姿を消した外部の者たちが神殿に運び込まれてくるシーンでは死体の様相についつい死に際を想像してしまう。鳥小屋に吊るされていたカップルの男はあの時点で明らかに生きてたよね?こんな凄まじい拷問を受けるほどのことをしたのか。
理解できないのが「外部の種」を授けた彼が「悪」の役割を充てられたこと。コミューンの民にその役割を与えられないとしたら消去法?
結局外部の者はおそらくこの地に留まることにしたであろう主人公を残して全員生贄となってしまったわけだけど、コミューンに足を踏み入れたら留まるか死ぬかの二択なのか?生贄となった人は侮辱程度のものも含めると全員何かしらやらかしてるからわからない。
しっかし主人公の恋人はここまで悲惨な最期を迎えなければならない理由があったのだろうか。冒頭では彼女を突き放すような描写があるけれど、のべつまくなし電話かけてこられたらウンザリもするだろうよ。その後の悲劇だって結果論でしょ。旅行中も彼女に寄り添って守ってたじゃない。交わったのだって一服盛られて無理矢理もいいトコロなわけだし。悲惨としか言いようがない。
それでもあんな場面を目撃してしまった彼女の気持ちは想像に堪えない。主人公につられてホルガの民も泣きわめく場面はハタから見ると完全に集団ヒステリーだけど「自分のことのように悲しんでくれる」と思ってしまうのも無理はない。
「大切な家族はもういない」「恋人の気持ちが自分から離れていることに気付いている」「恋人の裏切り」「思いに寄り添ってくれる人たち」どれも彼女が留まることを決めた説得力としてじゅうぶん。自分に想いを寄せてくれる人もいるしね。
最後の生贄に恋人を選んだのは単純に裏切りへの復讐だと思ってたけど、「この地で永遠にあなたとともに」ということかとも。あの笑顔が「ざまあみろ」という類のものではない。
でも彼女がラストの段になってそんなことが考えられるほどの正気を保っていただろうか?というそもそも論に至る。
いやこの映画いくらでも考察できる。「あれはなんだったんだろう?」がたくさんあって「こうなんじゃないか」といくらでも考えられる。
こんな壮絶な映画が「スウェーデンが舞台のホラー映画を作って」という依頼で作られた商業映画だということに驚き。3時間45分にも及ぶというファースト・カット版もぜひとも見たい。

余談。
自分は映画館で映画見るのに向いてないタチだという自覚はあるんですけどね…。
隣の客が声上げて笑うタイプでめっっっっちゃ気が削がれた。バースデーケーキのろうそくになかなか火がつかない場面はほのぼの場面だからいいとして、儀式の場面は笑うような場面じゃないじゃん。たしかにシュールさに笑ってしまう気持ちもわかるよ。でも少なくとも笑いを共有する場面じゃないんじゃん。こっちは複雑な気持ちで見てるのに隣で笑われるとそっちに気持ちが持ってがれて笑いそうになる自分にも嫌になる。
よくブログとかでも「あの場面で笑ってるの俺だけだった」とか書いてる人いるけどさー。笑いのツボが人と違う自覚あるんなら表に出さないように努めていただきたものですなあ!「人と違う自分」アピールは結構!
映画 | CM(0) | TB(-) 2020.03.04(Wed) 21:56

サニーパン

最近見た映画。

・相撲取りブルーノ
無気力な男がいじめられっ子を勇気づけるために乗り気じゃなかった相撲大会に出場する話。
主人公武蔵丸にソックリだな。
オープニングクレジットの巨漢がシャボン玉飛び交う空間を浮遊するという珍映像からは想像できないまともな映画でした。相撲の描写に至ってはニュースでしか相撲見てないような私にはツッコミどころがわからないほど。洋画なんて「なんちゃって日本」ばかりだからこんなにちゃんと描いてれるなんて~と愛国心がくすぐられた。いやまあ明石先生は置いといて。
人生に行き詰った人間が打ち込めるものに出会い縁にも恵まれ活力を取り戻すというテンプレストーリーもかえって邪魔にならなくてよかった。そんな中で商魂逞しい友人の存在が効いてた。ドイツだとアマチュアのスポーツ大会もビジネスチャンスなのね。

・ザ・フォーリナー
爆弾テロで娘を亡くした男が警察や政府に「犯人の名前を教えてよ!」と迫る話。
教えてくれないなら自分で調べるんじゃなくてなんとしても聞き出すというのが面白い。相手が悪いとこうなるのね。
誰もが誰かと密通しているみたいな相関図なので主人公と関係ないところで内ゲバで崩壊していくのはなかなか爽快でした。
バスの爆破シーンはすっごい嫌だった…なんでわざわざベビーカー押した家族連れがバスに乗り込むカットを入れるのよ…。冒頭の亡くなった娘の部屋で立ち尽くす父親の姿も切なくてたまらない…。
こんなに辛い思いをした父親が国に消されるなんて悲惨すぎるので、死亡エンド回避はグッジョブです!
悲哀にあふれた作品なんだけど、特訓シーンにはウフッとなってしまいました。ジャッキー・チェン歌唱のエンディンクテーマも味があって素敵。

・ガチ星
戦力外通告されたプロ野球選手が息子についた嘘をきっかけに競輪選手を目指す話。
ザ・グレート・サスケがインスパイアされた映画を見るシリーズ。
前日譚での主人公・濱島のクズっぷりがすごい…。自分の妻と濱島の不貞を知ってもあらゆる感情を必死に抑えて「二度と目の前に現れんといてくれ」というひと言だけで終わらせた幼馴染の気持ちを思うといたたまれなくなる。なおも妻に連絡を取ろうとした濱島の携帯に反応がなかったのがせめてもの救い。
無事に競輪選手になってめでたしってんじゃなくてなってからも辛い展開が続くから遅すぎる「わかった」からのカタルシスがものすごかった。濱島が勝利することはなかったけれどレース内容が良かったし、久松が完全復帰したことがなにより!
こういう辛い作品に上杉のようなまっすぐなキャラは必要だよね。でないと見てらんない。ハタから見ればなーにを偉そうにと思うような濱島からの「努力せえ」という言葉を大切にして濱島よりもはるかに先を行ってるってのも胸が空いたわ。

・ブラック・クランズマン
黒人警察官がKKKの新聞広告を見て電話したとにきうっかり本名を名乗ってしまったのでユダヤ人の警察官になりすましてもらって潜入捜査する話。
直接嫌悪を向けられるのもたまらないけど、当事者と知らずに向けられる嫌悪のほうがキツイ。当事者だと明かすことができなければ言い返すこともできないし。差別というほどでもない偏見をさして悪意もなく軽口のように投げられるのも嫌。
黒人を虐げる映画に盛り上がる白人も黒人が虐げられた事件の講話に怒りを燃やす黒人も「力」を叫ぶ姿に根っこは同じに思えた。
KKKの一番ヤバイ奴は文字通り自爆したし幹部にもひと泡ふかせてスッキリ終わったかと思いきや、エピローグで黒人差別問題は根強いという現実を突き付けられて気が滅入る。

・パッドマン 5億人の女性を救った男
妻が生理中一室にこもりボロ布をサリーの下に隠して干す姿を見て生理事情を憂いた男が妻のために生理用ナプキンを作る話。
生理用ナプキンを発明したのはインド人だったのね?と思いながら見てたら舞台は2001年!同じ国なのに都会と田舎の文明の差にも驚き。しかしこれはかつての日本の姿でもあるのだよね…。そしてかつてのインドが現在のどこかの国の姿でもあるんだろうな。普及しなかったのは習わしのせいもありそうだ。
理解も協力の姿勢も見せない妻はなんてひどい奴だと思ったけど、そういうふうに育てられたらデリケートな問題にズカズカ踏み込んでくる夫はたまらないよなあ。たとえ自分のためとわかっていても。
それと観客は主人公が頑張っている姿を見てるから行動の理由もわかってるけど、ナプキンをくれた男性が翌日宿泊先まで訪ねてきて「具合はどうですか?そのナプキンは僕が作ったんです」なんて言われたら恐怖だよ。主人公本当に頑張ったな~~~!!!
「大きい機械を作るのは難しいが小さい機会を四つ作ることはできる」という発想がすごいし、ナプキンだけでなくナプキンを作るところから売るところまで女性にこそふさわしい仕事として広めたのも素晴らしい!国連でのスピーチも感動した!
映画 | CM(0) | TB(-) 2020.02.19(Wed) 23:08
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